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■高血圧の原因遺伝子特定|国際医療研究センター
高血圧の原因遺伝子特定=「左党」心筋梗塞リスク低い? -国際医療研究センターなど
(2011/5/16、時事通信)
心筋梗塞の要因となり、日本人の多くが悩む高血圧の体質を決める遺伝子を発見したと、国立国際医療研究センターが発表した。
<中略>
同センターによると、30歳以上の日本人の4割が高血圧と推定されており、遺伝体質ごとの健康指導や治療法の開発が期待される。
国立国際医療研究センターによれば、高血圧の原因遺伝子が特定されたそうです。
今回の発見により、遺伝体質ごとの治療法の開発などが進みそうです。
研究は米国や中国などの国際共同チームが実施。
5万人以上の東アジア人の全遺伝情報を統計学的に解析し、血圧の体質を決める13種類の遺伝子を特定した。
このうち1種類は、酒に強いか弱いかを決める遺伝子で、飲酒後に生じる悪酔いの原因物質アセトアルデヒドを分解する酵素を作る「ALDH2」だった。
ALDH2が活性を示す「左党」タイプの人は不活性型と比べて、血圧が上昇する傾向を示した。
心筋梗塞のリスクが高いようにみえるが、活性型の人は悪玉コレステロールの低下と善玉コレステロールの増加傾向も示し、総合的にはリスク低減効果の方が大きいという。
ただ、高血圧体質には他の遺伝子も関わる上、生活習慣も大きな要因となる。
同センターはALDH2のリスク低減効果について、「飲酒が適量ならばの話」としている。
アセトアルデヒドを分解する酵素を作る「ALDH2」が活性を示す「左党(お酒好きの人)」タイプの人は不活性型と比べて、血圧が上昇する傾向を示し、活性型の人は悪玉コレステロールの低下と善玉コレステロールの増加傾向も示し、総合的にはリスク低減効果の方が大きいということなのだそうです。
ただ、記事にも書かれているとおり、高血圧は生活習慣も大きな要因となるので、生活習慣の見直しも重要ですね。
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