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動脈硬化の新たな仕組み解明=予防・治療法開発に期待―東北大
(2011/8/2、時事通信)
心筋梗塞や脳卒中の原因となる動脈硬化が起きる新たな仕組みを解明したと、東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授らが1日付の米医学誌サーキュレーション電子版に発表した。
この仕組みには、細胞内で生み出されたたんぱく質をひも状から立体的な構造に折り畳む小器官「小胞体」の異常が関与しており、心筋梗塞などの新たな予防・治療法の開発につながる可能性があるという。
東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授らによれば、動脈硬化が起きる新たな仕組みを解明したそうです。
今回の研究により、心筋梗塞などの治療法・予防法の開発につながる可能性があるそうです。
小胞体に正しく折り畳めないたんぱく質がたまる「小胞体ストレス」と呼ばれる状態が悪化すると、「CHOP」というたんぱく質が働いて細胞自体が死んだり、血管に炎症を起こしたりする。
片桐教授らは、動脈が硬化した部分でCHOPが増えていたため、CHOPを作れない高コレステロール血症のマウスを遺伝子操作で生み出した。
その結果、血管の炎症が抑えられ、コレステロールが高くても動脈硬化になりにくくなることが判明。
CHOPの合成を妨げる方法が見つかれば、新予防・治療法になると考えられる。
「CHOP」というたんぱく質の合成を防ぐ方法を見つけることが今後の予防・治療法につながるとのことです。
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