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インドや中米で慢性腎臓病が増加している!?|猛暑の中の農作業による熱ストレスや脱水症状が原因か?

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■インドや中米で慢性腎臓病が増加している!?|猛暑の中の農作業による熱ストレスや脱水症状が原因か?

Cultivation

by Diganta Talukdar(画像:Creative Commons)

写真ルポ:高温地域で新要因による腎臓病が増加 インドや中米で慢性腎臓病に苦しむ人々が増えている

(2016/6/7、ナショナルジオグラフィック)

先進国の場合、慢性腎臓病を引き起こす原因は糖尿病や高血圧であることが多い。ところが、中米ニカラグアやインドの農民に見られる腎臓病には、別の要因があるようだ。そのため研究者たちは、これらの地域に見られる腎臓病を「非伝統的原因による慢性腎臓病」(CKDnT)と呼ぶ。CKDnTの原因にはまだ不明な点もあるが、熱ストレスや脱水症状に繰り返し陥ることが原因で発症している可能性が高い。

慢性腎臓病(chronic kidney disease;CKD)とは、簡単に言うと、腎臓の機能が60%未満に低下することを言います。

先進国の場合では、慢性腎臓病というのは、高血糖高血圧が原因で、腎臓の血管で動脈硬化が起こり、腎機能の低下(腎臓にある糸球体による濾過する能力が低下)することによって起こりますが、中米ニカラグアやインドでは別の要因で慢性腎臓病になっているそうです。

その腎臓病のことを「非伝統的原因による慢性腎臓病(CKDnT)」と呼び、はっきりとした原因はわかっていませんが、その原因の一つには猛暑の中の農作業による熱ストレスや脱水症状が考えられているそうです。

なぜ熱ストレスや脱水症状が慢性腎臓病の原因になると考えられるのでしょうか?

夏の疲れと腎臓

(2013/9/8、健康カプセル ゲンキの時間)

体内の水分量が減ると腎臓に流れる血液量も減少し、さらに老廃物をうまく排泄できなくなるため腎臓に障害を与える可能性があるんだとか。

<中略>

また“汗をかくこと”も脱水状態を引き起こす原因となり、尿が濃くなって腎臓の中で「シュウ酸」と「カルシウム」が結合し尿路結石ができやすくなるんだとか。

<中略>

さらに、このようなダメージを「腎臓」が受け続けると、体の中の毒素を出せなくなり慢性腎臓病に陥ることも。

猛暑の中で水分補給も行わずに長時間働くことは、体内の水分量が減って、脱水状態になり、腎臓に流れる血液量が減少し、老廃物を排泄できなくなるため、腎臓に傷害を与える可能性があり、そのようなダメージを繰り返し受け続けることで、慢性腎臓病に陥ると考えられます。

→ 慢性腎臓病(CKD)の症状・原因 について詳しくはこちら







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