by Toshiyuki IMAI(画像:Creative Commons)
(2011/6/28、シロクマ日報)
■ iPhone app may help monitor Parkinson’s disease (R&D Mag)
アプリの名前は”iTrem”。パーキンソン病の症状の1つに体のふるえ(tremor)がありますが、このふるえをiPhoneの加速度センサーで捕捉、データを研究者に転送するという仕組みのこと。
現在もふるえで病気の進行を把握するということが行われているそうなのですが、通院してもらう手間が省ける上に、より頻繁にデータを取れるという利点が期待されているそうです。
<中略>
「ふるえ」に関するデータ収集は患者の症状把握・適切な処置の実施という直接的なメリットを実現するために使われることに加え、大量のデータが蓄積されることで、パーキンソン病そのもののメカニズムを解明するのに寄与することも期待されているのだとか。
またこのアプリで興味深いのは、単に症状に関するデータを採集するという機能だけでなく、患者やその関係者らをつなげるソーシャルな機能も開発されているという点。
自分の体験談や写真などをユーザー間でシェアする機能が検討されているそうです。
パーキンソン病の症状の一つの「ふるえ」に関するデータの収集を行うアプリのようです。
このアプリが利用されれば、大量のデータが集まることでパーキンソン病のメカニズムの解明に役立つかもしれないそうです。
また、同じパーキンソン病で悩む患者や関係者同士をつなぐソーシャル機能もあり、情報が共有される機能も検討されているそうです。