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ソフトコンタクト消毒液、6製品「殺菌力不十分」
(2009/12/16、読売新聞)
洗浄から除菌、保存までできるソフトコンタクトレンズ消毒液「MPS」について、国民生活センターが主な8製品を調べたところ、6製品については殺菌効果が不十分であることが分かった。
MPSを巡っては、利用者の間で「アカントアメーバ角膜炎」という感染症が目立っており、同センターはメーカー各社に対し、殺菌効果を高めるとともに正しい使用方法を周知徹底するよう改善を要望。
消費者庁も消費者に注意を呼びかける。
国民生活センターによれば、ソフトコンタクトレンズ消毒液の中には、殺菌効果が不十分なものがあったそうです。
なぜこうしたことが起きたのでしょうか。
テストで「効果が不十分」だった1社の担当者は「目に優しい製品作りを心がけて殺菌効果を抑えていた。
正しい使用法ならば十分感染を防げる」と話している。
目に優しい製品づくりのために、殺菌効果を抑えていたとのこと。
しかし、反対に目の病気になりやすいものになってしまったということなのでしょうか。
記事の中に、アドバイスがありましたのでご紹介します。
一方、MPSで感染を防止するためには
〈1〉レンズ表面をこすり洗いする
〈2〉清潔な液に一定時間以上浸しておく
〈3〉保存ケースは洗って乾燥させる
――などが必要だが、消費者に周知徹底されておらず、消費者庁などは注意を呼びかける。
正しい使用法の周知徹底が重要になりそうです。
【用語】アカントアメーバ角膜炎とは
原生動物のアカントアメーバは角膜の傷などから侵入し、増殖すると、角膜炎を引き起こす。
失明や視力低下の恐れもある。
【関連リンク】
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