by myllissa(画像:Creative Commons)
悪化すると肺炎…RSウイルス感染が急増 乳幼児ほど重症
(2012/9/25、産経新聞)
乳幼児を中心に感染する「RSウイルス」の感染者が急増している。国立感染症研究所は25日、全国約3千カ所の医療機関から報告された9月10~16日の患者数が3789人になったとするまとめを発表、1週間当たりの数が昨年のピーク時を超えたことが明らかになった。
RSウイルスの感染者が急増しているそうです。
昨年も同じ時期にRSウイルス感染症が増えていたことを思い出します。
■RSウイルス感染症とは
RSウイルスは、2歳までにほとんどの子供が感染するとされており、発症すると発熱や鼻水、せきなどの症状が出る。
悪化すると肺炎や気管支炎を起こし、小さな子供ほど症状が重くなる。
以前紹介したRSウイルス感染症が過去最多という記事によれば、主な感染経路は飛沫感染と接触感染であるので、せきエチケットや手洗いの徹底が感染予防として重要だということです。
by Mike Liu(画像:Creative Commons)
RSウイルス感染症が過去最多、早期に多発-03年の調査開始以来最多のペース
(2011/9/27、医療介護CBニュース)
冬季に流行するRSウイルス感染症の患者報告数が、例年より早い時期から増加している。
国立感染症研究所感染症情報センターのまとめによると、RSウイルス感染症の小児科定点医療機関(全国約3000か所)からの患者報告数は6月下旬から増加傾向が続き、調査を開始した2003年以降で最も多い値で推移している。
同センターでは、「今後、冬季に向けてさらに報告数が増加するとみられる」と注意を呼び掛けている。
2011年は、冬に流行するRSウイルス感染症の患者数が例年より早い時期から増加しているそうです。
■RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症は、呼吸器感染症の一つで、上気道炎、気管支炎、細気管支炎、肺炎などの症状が現れる。
乳幼児の肺炎の50%、細気管支炎の50-90%がRSウイルス感染によるものとの報告がある。
新生児や乳幼児が重症化しやすく、低出生体重児や、心肺系に基礎疾患のある人が特に重症化しやすい。
主な感染経路は飛沫感染と接触感染で、同センターは、せきエチケットや手洗いの徹底が感染予防として重要だとしている。
ただ、感染力が強く、またRSウイルス感染症だと気づかない軽症例も存在することから、保育園などでの流行を抑えることは難しいとしている。
RSウイルス感染症は、乳幼児が重症化しやすいということですが、気づかない軽症例も存在することから流行を抑えることは難しいようです。
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