by Jasleen Kaur(画像:Creative Commons)
グーグル、外科手術ロボット開発でジョンソン・エンド・ジョンソンと提携
(2015/3/30、CNET)
GoogleはJohnson & Johnson傘下の医療機器会社Ethiconと提携し、手術室での支援を目的とした外科手術ロボットを共同開発する。
グーグルはジョンソン&ジョンソン傘下のエチコンと提携して、外科手術支援ロボットの共同開発を行うそうです。
それにしても、なぜ、Googleがこの分野に興味を持ったのでしょうか。
ヒントはこの記事に書かれている以下の箇所にありそうです。
Googleのライフサイエンスチームはその後のコメントで、「外科医の目視情報を向上させるリアルタイムの画像解析機能を開発できる可能性がある。ソフトウェアによって、裸眼では確認しにくい血管や神経、腫瘍境界を明確化できる可能性がある」ことを示唆した。
Googleのコンピュータサイエンスと画像処理に関する専門技術が医療技術の向上に役立ち、そのことが外科医と患者の負担を軽くすることにつながることが期待されます。
■手術支援ロボットについて
宇山一朗|ロボット手術「ダヴィンチ」の普及拡大に貢献|情熱大陸 9月28日で紹介されたロボット手術のメリットは、ロボットは関節が多く手ぶれも防止できるため、より安全な手術が実現でき、また、手術後の合併症発生率は5分の1ということで、今後は、胃がん、前立腺がん、腎がん、食道がん、肝臓がん、すい臓がんにも使われていくようです。
ただ、ロボット手術にも問題点はあるようです。
「神戸医療イノベーションフォーラム2015 #KMIF」から学ぶ未来の医療・健康のヒントによれば、手術支援ロボットシステムのダヴィンチには触った感触がないという課題があり、それを空気圧駆動で感触を操作者の手に伝える技術が開発されているそうです。
触覚フィードバック技術によって、医療はますます進歩していくと思います。
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