「心の思春期は生きてる限り続く。他人の間違いを許せる大人になろう」|#ゆとりですがなにか


boys will be boys

by Davidlohr Bueso(画像:Creative Commons)




■「心の思春期は生きてる限り続く。他人の間違いを許せる大人になろう」|ゆとりですがなにか

2016年6月19日放送の「ゆとりですがなにか」の松坂桃李さん演じる山路先生のセリフが印象的でした。

体と違って心の思春期は生きてる限り続きます。

だから大人も間違える。

怠ける。

逃げる。

道に迷う。

言い訳する。

泣く。

他人のせいにする。

好きになっちゃいけない人を好きになる。

それは全て思春期のせい。

大人も間違える、間違えちゃうんだよ。

だから、他人の間違いを許せる大人になってください。

脚本は宮藤官九郎さんですが、実に考え方が落語的だなと感じました。

落語の世界というのは、どんなダメな人間も受け入れてくれる世界だという認識はあります。

自分を解放して、自分を受け入れると、相手ともっと自然に触れ合えるようになる!?

「人間の業を肯定してくれるのは落語だけだよ。一生懸命やれって言わないでしょ。一生懸命やったけど、やっぱり駄目だったってね。人生って失敗と恥ずかしさの連続よ。そう言わないと、俺の所業も説明がつかないけどね。だから疲れたら落語を聞いているのがいいよ。落語っていうのは慰めてくれるから」

立川談志さんは「落語とは、人間の業の肯定である」といったそうです。

人生には成功もあって、失敗もあって、ほとんどの人は一生懸命努力しても失敗続きの人生かもしれません。

落語の世界に出てくる住人は現代の人の基準に照らして考えれば、ダメな人が登場人物として現れます。

しかし、そんな人であっても、落語の世界に出てくる人たちは受け入れてくれるのです。

人生とは失敗と恥ずかしさの連続ですが、落語の考え方というのは、そんな人の心を楽にしてくれるものだと思います。

そして、今回の「ゆとりですがなにか」のセリフにあるように、他人の間違いを許せる人が増えるといいですよね。







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