■走ると横腹が痛くなるのはなぜ?|#箱根駅伝
by PROCharlie Llewellin(画像:Creative Commons)
2012年の箱根駅伝で早稲田大学の平賀選手が横腹を押さえていましたが、なぜ走ると横腹が痛くなることがあるのでしょうか?
走ると横腹が痛くなるのはなぜ?痛みをとめることはできるの?
(2006/12/14、R25)
「原因はいくつかありますが、1つは横隔膜の痙攣ですね。運動不足の人が急に普段使わない筋肉を使ったことによって、つるような感じになるんです。2つめは“脾臓の急激な収縮による痛み”です。脾臓は古くなった赤血球を破壊する機能のほかに、体内の余分な血液を蓄えていて、運動時に酸素を含んだ血液を、必要な筋肉に送り出す機能を持っています。これが急激に行われると一気に脾臓が収縮して、つるような痛みになるわけです」と新宿西口治療院の院長、宮本啓稔さんがレクチャーしてくれました。
■走ると横腹が痛くなる理由
●横隔膜の痙攣
普段使わない筋肉を使ったことによって、つるような感じになる
●脾臓の急激な収縮による痛み
脾臓は、体内の余分な血液を蓄えていて、運動時に酸素を含んだ血液を、必要な筋肉に送り出す機能を持っており、これが急激に行われると一気に脾臓が収縮して、つるような痛みになる
■走ってもお腹が痛くならないようにする対策
「対策としては走る前にその場で30秒~1分ほどジャンプをして“これから体を動かしますよ!”ということを体に伝えてから走ることです。また、お腹にサラシや布などを強めに巻いておいても予防になります」(宮本氏)
<中略>
「もし、痛くなってしまった場合は、体を横に倒して痛い方のお腹をよくストレッチしましょう」(同)
対策としては、
- 体を動かしますよと身体に伝えてから走ること
- お腹にサラシを強く巻いておくこと
- 痛くなってしまった場合は、体を横に倒して痛い方のお腹をよくストレッチ
があるそうです。
P.S.
箱根駅伝の選手ともなれば、走ると横腹が痛くなる理由は知っているはずですから、分かっていてもなってしまうことはあるんでしょうね。