乳製品からのカルシウム摂取量が多いと脳卒中のリスクが低下する可能性がある!?


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Mozzarella

by Paolo Piscolla(画像:Creative Commons)

カルシウム摂取と循環器疾患の関連について(国立がん研究センター)によれば、総カルシウム摂取量の最も多いグループでは最も少ないグループに比べて脳卒中の発症リスクが0.70倍と低いことがわかったそうです。

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また、乳製品からのカルシウム摂取量が最も多いグループでは最も少ないグループに比べて、脳卒中の発症リスクが0.69倍と低いことがわかったそうです。

ちなみに、乳製品以外からのカルシウム摂取量が増えても脳卒中の発症リスクに統計学的に有意な低下は見られなかったそうです。

つまり、この研究から分かることは、乳製品からのカルシウム摂取量が多いと脳卒中のリスクが低下する可能性があるということです。

では、カルシウムの摂取量が多いとなぜ脳卒中のリスクが低下する可能性があるのでしょうか。

日本人では総カルシウム摂取量や乳製品からのカルシウム摂取量が多い人は少ない人に比べて血圧値が低いことがこれまでの研究により明らかとなっています。また、血圧値だけでなく、カルシウム摂取は血小板の凝集やコレステロールの吸収を抑えることも報告されています。

カルシウム摂取量が多い人は血圧が低いことがわかっており、また、カルシウム摂取にはコレステロールの吸収を抑える働きがあるため、脳卒中を予防するのではないかと考えられます。

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