緑内障の診断・治療強化に|ミトコンドリアの輸送が止まる様子の撮影に成功|福井大学


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■緑内障の診断・治療強化に|ミトコンドリアの輸送が止まる様子の撮影に成功|福井大学

Eye

by Karen Roe(画像:Creative Commons)

緑内障の検査法や治療強化に光 福井大学、発症過程撮影に成功

(2015/8/5、福井新聞)

発症すると、視神経の視覚情報伝達に必要な物質「ミトコンドリア」の輸送が止まり失明に至るとされる緑内障に関し、福井大学を中心とする共同研究チームは4日、マウスを使った実験でミトコンドリアの輸送が止まる様子を撮影することに成功したと発表した。

福井大学を中心とする共同研究チームによれば、視神経の視覚情報伝達に必要な物質「ミトコンドリア」の輸送が止まる様子の撮影に成功したそうです。

緑内障になると、眼圧などによって、視神経のミトコンドリア輸送が止まり、視神経の軸索がダメージを受けることで、失明につながると考えられています。

緑内障の治療には、目薬や手術で眼圧を下げる方法があるが、適正な眼圧は個人差があり、副作用や合併症が出る例がある。進行を評価する視野検査は患者の体調によって結果が変わることもある。

今回の研究を活用すれば、より正確に病気の診断ができるようになることが期待されます。

ちなみに、眼科検診で失明が36%減少する!|緑内障・糖尿病網膜症・変性近視・加齢黄斑変性・白内障が失明の主な原因によれば、眼科検診をすれば、緑内障は失明を45%減少するそうです。

また、失明を30%減らすためには、眼科検診を40歳で開始し、70歳まで5年に1回行う必要があるそうです。

中高年になると、目の病気になる人が増えてきますので、失明を防ぐためにも、40歳をめどに一度眼科検診を受けてみて、定期的に眼科で診てもらうことをオススメします。

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