ヤチャイカ(YaCHAIKA)|疲れにくく、関節痛が予防できるハイヒールが開発される





YaCHAIKA

参考画像:YaCHAIKA – comfy high heels|Vimeoスクリーンショット

【動画】中央大学研究者が開発、快適性と安全性を追求したハイヒールがダイソン アワード入賞

(2015/9/25、Fashionsnap.com)

2枚の湾曲した板バネと減衰性の高いゴム板を用いた衝撃吸収機能を搭載したハイヒールで、ファッション性と快適性の両立などが評価されてノミネート。

中央大学研究開発機構の山田泰之機構助教はハイヒール「ヤチャイカ(YaCHAIKA)」を開発し、「第10回 ジェームズ ダイソン アワード」の国内一次審査では2位に選ばれたそうです。

ハイヒール愛用者はケガにご注意-豪研究によれば、日常的にハイヒールを履いていると、以下のようなことが起こるそうです。

  • 歩幅が狭く、より足に力が入っており、膝が曲がったまま、いつも爪先立ちをしているような状態で歩いている
  • ふくらはぎの筋肉繊維が短くなってしまっており、ハイヒールを愛用していないグループよりも大きな力学的負荷がふくらはぎにかかっていた
  • ハイヒール愛用者は腱をあまり使わず筋肉に頼る歩き方をしており、アキレス腱などの腱が弱くなってけがをしやすくなっている
  • ハイヒール愛用者の歩き方は、底が平らな靴を履いている人よりもエネルギーが必要で、筋肉が疲れやすい

今回の作品は、2枚の曲がった板バネとゴム板を用いることで、衝撃を吸収する機能を持ちながら、ファッション性も兼ね備えていることがポイントです。

ヤチャイカは、従来のハイヒールが着用者の立ち姿と足取りの美しさを主に考えてデザインされているために疲労や姿勢の悪化、関節痛などを起こしやすい問題を解決するために開発された作品。

ハイヒールを履くと足首を使った歩行が難しく、着地時の衝撃がそのまま身体負荷となってしまうことに着目し、板バネとゴム板による衝撃吸収機能有したヒール部を搭載することで足首を動かして衝撃の少ない自然な歩行と疲労軽減を可能にした。

■まとめ

人が抱えている悩みをデザインとテクノロジーによって解決しようとするのが面白いですよね。







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