by Haifeez(画像:Creative Commons)
(2011/1/24、ロケットニュース24)
ドイツのミュンヘン大学、栄養医学研究所のフォルカー・シュスヅィアラー博士らの研究によると、朝食をしっかりとる人は、少しだけ食べる人や全く食べない人に比べ、カロリーを多くとることはあっても、決して少なくなることはないことがわかったのだ。
朝食をしっかりとるという人は、少なめの朝食をとる人に比べて、カロリーの摂取量が多かったそうです。
この記事によれば、朝食をたくさん食べたからといって、昼食や夕食の量が減ることはなく、このことから「朝食をとらないと太る」という通説はウソであると紹介しています。
実際、「朝食を抜くと太る」というのは「ウソ」なのでしょうか。
以前取り上げ他記事の中から「朝食」「太る」といった関連キーワードを調べてみますと、こういった記事が見つかりました。
内臓:朝食がリセット方法
※内臓の時計遺伝子をリセットするには、たんぱく質が必要。
朝食にタンパク質を取ることで、その刺激が小腸に到達し、小腸の時計遺伝子を動かす。
すると、その信号が胃や肝臓にも伝わり、エネルギー代謝がはじまる。
そのため、タンパク質の少ない朝食の場合は、時計遺伝子はリセットされず、内臓の機能も低下したままになります。
すると、すでに活性化している脳が、栄養分が入っていないことを感知し、体が飢餓状態にあると判断します。
そのような状態で昼食をとると、飢餓状態に対応するため、体内に脂肪をため込む機能がスタート。
脂肪がエネルギーとして消費されず、コレステロール量が増加してしまう。
この記事によれば、朝食(特にたんぱく質)をとらないと、脳が飢餓状態にあると判断し、脂肪を溜め込みやすくなり、太りやすい体になるとしています。
また、別の記事では、こうした内容が紹介されています。
食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。
このため、食事をした後は安静にしていても代謝量が増えます。
食事をするときにも代謝が行われており、反対に食事を抜くと、食事の際に起きるカロリー消費が減ってしまうということになるわけです。
こうした点からみると、「朝食を抜くと太るはウソ」と断定するには早いように思えます。
しかし、元記事ではさらに「朝食を抜くと痩せる」だと考えられる理由が紹介されていました。
また、米国立体重管理レジストリのデータによると、ダイエットに成功した78%の人は朝食をとっていたが、残りの22%は朝食抜きでもダイエットできたのだ。
必ずしも、「朝食を抜くと太る」という通説が正しいとは言えないと指摘。
さらに、「朝食のカロリー摂取量は、1日の総カロリーの増減と相関関係にあります。
その関係は、太り過ぎの人と標準体重の人、それぞれに見られたのです」と、博士は説明している。
もし仮に博士のいうように、「朝食を抜くと痩せる」とするならば、現在の体重に関係なく、効果があらわれるようなのである。
この記事に紹介されているデータによれば、朝食抜きでもダイエットすることができるということから、「朝食を抜くと太る」という通説が正しいとは言えないと指摘しています。
朝食を抜くと太るからしっかりと食べるという考え方によって反対に食べ過ぎの人はこの記事に書かれているとおり、朝食のカロリーの摂取量をチェックしてみると良さそうです。
P.S. ただ一つ気になるのが、すでにやせている人が朝食を抜いていることです。
女性の99%がカルシウム不足なのだそうです。
特に不足している傾向になるのは、次のようなライフスタイルの人なのだそうです。
やせ傾向の人に不足が目立ち、朝食を抜いたり夕食を外食で済ませることが多い人ほど不足していた。
ヤセ傾向にあり、そして朝食を抜く人は、カルシウムが不足しているそうです。
つまり、栄養不足に陥っているわけです。
このことと関連しているのが、「ホットヨーグルトダイエット・作り方|山田花子ダイエット」です。
■ホットヨーグルトダイエットとは
カルシウムには、体に脂肪を蓄えようとする副甲状腺ホルモンの分泌を抑える働きがあります。
●肥満の原因=カルシウム不足!?
カルシウム一日平均摂取量(厚生労働省調べ)
必要摂取量:650mg
成人平均摂取量:530mg
●副甲状腺ホルモン
カルシウムが不足すると、血液中に分泌され、体に脂肪を蓄えようとして、脂肪を必要以上に吸収してしまうそうです。
●なぜホットヨーグルトなのか?
冷たいものを食べると体内が冷やされ、腸の機能が低下し、カルシウムの吸収率が下がってしまうからです。
温めることで腸が活発に働き、カルシウムの吸収率が上がるのだそうです。
副甲状腺ホルモンの分泌を抑え、基礎代謝でやせることができるそうです。
カルシウムが不足すると、脂肪を必要以上に吸収してしまうために、太りやすくなると考えられるそうです。
朝食のとりすぎには気をつけ、なおかつ栄養不足に陥らないようにして、朝食・昼食・夕食を出来る限りバランスよく摂取することを目指したいですね。
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