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【目次】
■太ると肝臓の病気(脂肪肝・肝臓がん)になるリスクが高くなる!
by Tony Alter(画像:Creative Commons)
(2011/2/4、日本経済新聞)
肥満になると、心臓病や糖尿病になるリスクが高まるだけでなく、肝臓の病気(脂肪肝・非アルコール性脂肪肝炎・肝硬変・肝臓ガン)にもなりやすくなります。
■飲酒に関係なく
肝臓の病気といえば、お酒・アルコールが原因と考える人も多いと思いますが、実はそれだけが原因ではありません。
脂肪肝(非アルコール性脂肪肝)は、暴飲暴食やカロリー過多の食生活によっても起こることがあります。
■NASH
NASHを放っておくと10年間に2割の確率で肝硬変や肝臓がんになるそうです。
世界中で肥満の人が増加傾向にあるので、今後NASHの患者は増えることが予想されます。
■NASHを改善するには
ビタミンEによるNASHの改善効果が確認できているそうです。
食生活の見直し+運動でダイエットすれば脂肪肝やNASHは改善していくと考えられます。
※体重7%減で肝機能が回復
週250分の運動で脂肪肝改善 「やせなくても効果あり」―筑波大研究グループによれば、筑波大の研究グループによれば、、肥満の人は、週250分以上早歩きなどのやや強めの運動をすると、体重が減らなくても、肝臓に蓄積した脂肪が減少したり、善玉コレステロールや肝臓の炎症を防ぐ物質が増えていることがわかったそうです。
この研究結果によれば、脂肪肝の改善には体重が減少しないといけないわけではなく、運動を継続して行うことが脂肪肝の改善につながるということがわかりました。
また、週150分の早歩きを続けるだけでも、肝臓の中性脂肪が減っており、脂肪肝・NAFLDの改善が期待できるによれば、週150分の早歩きを続けるだけでも、肝臓の中性脂肪が減っており、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の改善が期待できることがわかったそうです。
脂肪肝・NASHの改善・予防のためにも、毎日30分早歩きする習慣を持ってみてはいかがですか?
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NASH予防の原則は、脂肪肝からNASHへの進展を食い止めること。
肥満や脂肪肝と診断されたら食生活を改善し、運動で体重を落とすことが重要だ。
最近では十分な睡眠も大切とされている。
病院では、脂肪肝に対して、肝臓保護の目的でビタミンEや大豆の成分でもあるリン脂質、糖尿病や脂質異常症の治療薬などが処方されるが、基本は生活習慣の改善だ。
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