by Hernán Piñera(画像:Creative Commons)
被災者、低体温症の危険性高く 日本登山医学会が注意呼びかけ
(2011/3/15、産経新聞)
東日本大震災の被災地の東北地方について気象庁は、16日以降、日中でも1月下旬から2月上旬の真冬並みの冷え込みとなるとして、警戒を呼びかけている。
避難所での食料や燃料不足が指摘されるなか、登山医学の専門家でつくる日本登山医学会は被災者が低体温症にかかる危険性が高いとして、低体温症の予防法などを分かりやすく解説したブログを開設、注意を呼びかけている。
16日以降真冬並みの冷え込みになることから、日本登山医学会は、被災者が低体温症の危険性があると注意を呼びかけています。
■低体温症とは
低体温症は、寒さや雨などで体の熱が奪われ、体温(直腸温)が35度以下に下がった状態。
32度以下(重症)に下がると判断力が低下して錯乱、意識消失などの症状が出始め、死亡率は40~90%となる。
発症から2時間で死に至ることもあり、体温を回復させることは難しいことから予防が第一とされる。
低体温症とは、寒さや雨によって熱が奪われて、体温が35度以下に下がった状態を指し、重症になると、判断力が低下して、錯乱、意識消失などの症状がではじめ、場合によっては、死に至ることもあるそうです。
■低体温症を予防するには
低体温症の予防には、身体を冷やす要素(低温や風、雨によるぬれなど)を避けることと、衣類などによる保温・加温、水分やカロリー補給が重要。
ブログ(http://jsmmed-tozanigaku.sblo.jp/)では、「震えが止まると自己復熱は不可能で、至急病院への搬送が必要」など注意点を記したほか、質問も受け付けており会員が適宜回答するという。
低体温症を予防するには、低温や雨、風など身体を冷やすものを避け、衣類などによる保温、水分や栄養補給が重要なのだそうです。
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