■マサ斎藤さん死去、東京2020オリンピックの聖火ランナーを目標にパーキンソン病のリハビリに励んでいた
マサ斎藤さんが死去 アントニオ猪木氏と巌流島で死闘
(2018/7/16、東スポWEB)
2000年にパーキンソン病を発症。15年11月の本紙インタビューでは2020年東京五輪の聖火ランナーになることを目標にリハビリに励んでいることを告白した。
マサ斎藤さん(75歳)は2000年にパーキンソン病を発症し、リハビリに励むなど闘病中でしたが、容体が急変したそうです。
■パーキンソン病について
パーキンソン病に関与する2遺伝子が発見、原因解明に貢献|神戸大などによれば、パーキンソン病の主な症状は、手足が震えたり、動作が緩慢になったりする症状が現れます。
脳内の神経伝達物質ドーパミンを生み出す神経細胞が変性して減少するために起きるが、親から遺伝するのはごく一部であり、大半のケースで根本原因が分かっていないそうです。
脳震盪を繰り返し起こした人は、アルツハイマー病やパーキンソン病、ALSなどの神経変異疾患のリスクが高くなる!?によれば、脳震盪を繰り返し起こした人は、アルツハイマー病やパーキンソン病、ALSなどの神経変異疾患のリスクが高くなるそうです。
手足にふるえなどが生じるパーキンソン病、遺伝子治療で運動機能回復|自治医科大(2009/8/4)によれば、パーキンソン病の初期の治療は、「L―ドーパ(L-DOPA)」を投与する治療薬により、症状を緩和する治療を行いますが、病気が進行すると治療薬の効果の低下(L―ドーパからドーパミンを作る酵素が不足し、薬効が低下していく)やジスキネジア(自分の意思とは関係なく現れる不随意運動)などが起こり、発症から十数年で寝たきりになることが多いです。
人は体を動かすときにドーパミンを出して、手や足に指示を出すことにより体を動かしていますが、何らかの原因により、ドーパミンが作られなくなると、脳からの指示が体に伝わらず、手足の震えなどの症状を起こします。
そこで、AACD遺伝子をAAVベクターという遺伝子を運ぶ入れ物を使って脳の線条体に入れてAADCを作らせ、ドーパミンやセロトニンを作らせることにより、運動機能の改善を目指すのが遺伝子治療です。
遺伝子治療は、まだ一般的な治療法とは言えないようですが、パーキンソン病の方の生活の質が改善されるようになることが期待されます。
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