■お菓子作りを失敗したのは実はレシピ通りに作っていないことが原因かも!?|田村浩二シェフのレシピ「ブランマンジェ」を作ってみた
料理人の田村浩二シェフがTwitterで紹介していた自家製リコッタチーズが大変おいしかったので、今回は、ブランマンジェのレシピを参考に「ブランマンジェ」を作ってみました。
@Tam30929 さんのレシピを参考に自家製リコッタチーズを作ってみました(写真撮るの忘れた)。
リコッタチーズに黒蜜をかけて食べてみたのですが、みなさんにおいしいと言ってもらえました!
レシピを教えて頂きありがとうございます! https://t.co/QSvlatleVa
— ハクライドウ@長崎島原手延えごまそば・黒ごまそうめん (@hakuraidou) 2018年8月12日
@Tam30929 さんの #レシピ で #ブランマンジェ を作ってみました。(ラベンダーがなかったのでバニラエッセンスで代用)
味はとても美味しかったのですが、思うような固さにならず、残念。
何が違ったのかな?
分量は間違えていないはずだけど。https://t.co/FfoD118yNC pic.twitter.com/fXwxKghZEg
— ハクライドウ@長崎島原手延えごまそば・黒ごまそうめん (@hakuraidou) 2018年8月15日
しかし、出来上がったのは上は固まっているのに、下はゆるゆるの状態のもの。(味は美味しい)
このツイートを書いたところ、田村浩二シェフから回答をいただきました。
丁寧に解説していただきありがとうございます。
元々柔らかめのレシピで、板ゼラチンの種類によって量が違ったり、水の戻し方によっても違いがあるんですね。
クリームの泡だて方もゆるかったので次作るときに調整して作ってみたいと思います。
ありがとうございました😊
— ハクライドウ@長崎島原手延えごまそば・黒ごまそうめん (@hakuraidou) 2018年8月15日
レシピが柔らかめだったこと、板ゼラチンの種類によって量の調整が必要だったり、水の戻し方によっても変わってくること、クリームの泡立て方を強めにすることなどのアドバイスを頂きました。
そして、もう一つ重要なアドバイスも!
ラベンダーをつけると牛乳が減るというところまで想像できていませんでした。
レシピを変更したところが実はポイントだったんですね。
— ハクライドウ@長崎島原手延えごまそば・黒ごまそうめん (@hakuraidou) 2018年8月15日
ラベンダーの代わりにバニラエッセンスに変えただけだからレシピに問題ないと思っていたのですが、ラベンダーが牛乳を吸収することを計算に入っていない、つまり実はレシピ通りに作っていなかったことがゆるゆるにできてしまった原因の一つだったのです!
お菓子作りは科学のようにきちんと正確に分量を量ることが重要だということはわかっていたつもりでしたが、「ラベンダーが牛乳を吸収する」という想像力が欠けていました。
アドバイスを改めてまとめます。
- 今回のブランマンジェのレシピは柔らかめであること
- 板ゼラチンの種類によって量の調整が必要だったり、水の戻し方によっても変わってくること
- クリームの泡立て方を強めにすること
- ラベンダーを牛乳に漬けると、ラベンダーが牛乳を吸収して、その分牛乳が減ってしまうこと
田村浩二シェフのブランマンジェのレシピの味は大変おいしかったので、みなさんもぜひ作ってみてくださいね!
■まとめ
NHK『#サラメシ 』で『#暮しの手帖』編集部では、料理記事の「試作(料理の先生が作ったレシピを一般家庭のキッチンで再現できるのかを検証)」について取り上げていたのですが、作ってみないとわからないことが多いですね。お菓子は細かい調整が必要ということが分かりましたので、チャレンジします。
— ハクライドウ@長崎島原手延えごまそば・黒ごまそうめん (@hakuraidou) 2018年8月15日
「調理場という戦場 『コートドール』斎須正雄の仕事論」(著:斎須正雄)
調理場という戦場 「コート・ドール」斉須政雄の仕事論【電子書籍】[ 斉須政雄 ] 価格:616円 |
アイデアを思いついて、やってみて、過不足を反省する。間違えたことに気がついたら、もう一度やってみる。ノロノロトロトロとした道のりでも構わないから、とにかく前日とは違った組み合わせを試していきたいと思っています。
何度も何度も試して学んだ過程の中で養分を自然と吸い込んでいるので、いつか「あの時の失敗は、この発見につながるものだったのか!」ということが起きるかもしれない。点が線につながるのは、そういう時です。
料理人(シェフ)の方達はきっと何度も何度も繰り返す中で失敗もたくさんしてきたでしょうが、それが良いレシピを生み出すためのものになっているのでしょう。
今回のやりとりも失敗がなければなかったことでしょうから、「失敗は成功のもと」とはよく言ったものです。
ぜひみなさんもたくさん作ってチャレンジしていきましょう!