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■なぜ日本人の平均体温が下がったのか?その理由とは?
by AKZOphoto(画像:Creative Commons)
夏におすすめ!ショウガでダイエット
(2011/7/22、読売新聞)
からだを温め代謝を上げる
約50年前、日本人の平均体温は36.8度あったとされるのに、いまや高い人でも36.2~36.3度、ほとんどが35度台の低体温に陥っているそうです。
1度の体温低下で、代謝は約12%、免疫力は30%以上低下するともいいますから、これは放ってはおけません。
「漢方では、『冷えは万病の元』といって、あらゆる病気や不調の根底には冷えが潜んでいると考えられています。冷えると血の巡りが悪くなり、全身に栄養や酵素、白血球などを運んでいる血液の流れが滞るのですから、からだの働きが低下して病気にかかりやすくなるのは当然。からだを温めることがいかに大切か、おわかりになるでしょう」
こう話すのは、内科医の石原新菜先生。自然医学の泰斗で「生姜力」(主婦と生活社)の著書がある父、石原結實(ゆうみ)氏のもとで学び、クリニックでは、漢方医学や食事療法を取り入れた指導を行っています。
低体温になると、代謝が落ち、免疫力が低下するといわれています。
記事によれば、日本人の平均体温は36.8度あったとされるのに、いまや高い人でも36.2~36.3度、ほとんどが35度台の低体温に陥っているそうです。
この部分を読んで、ふと以前の記事を思い出しました。
半袖外国人の謎|日本人より欧米人は体温が高い?「ミトコンドリア」「筋肉量」がキーワード
なぜ日本人より欧米人のほうが体温が高いのでしょうか。
それは、熱を発生させる筋肉量の違いです。
細胞の中にあるミトコンドリアが熱を発生させているのですが、筋肉量が多ければ、ミトコンドリアの数も多くなり、それにともなって体温が上昇すると考えられるそうです。
つまり、欧米人は、筋肉量が多いため、恒常的に高い体温を維持しているため、寒い日本でも半袖の人が多いというわけなんです。
反対に、日本人の平均体温は低体温化しているようです。
筋肉量が多い欧米人のほうが日本人よりも体温が高いということは、もしかすると、50年前に比べて日本人の筋肉量が少なくなっているということは考えられないでしょうか。
もちろん50年の間に食事の内容も変わっているので、食事と日本人の低体温化と関係は深いと思います。
【関連記事】
石原結實さん著書「体温力」によれば、日本人が低体温になった(体温が低下した)理由として、次のことを挙げています。
運動不足
塩分の控えすぎ
水分の摂りすぎ
食べ過ぎ
体を冷やす食べ物のとりすぎ
ストレス
化学薬品、化学調味料、食品添加物の摂取
シャワーで済ませる入浴習慣
夏のクーラー
日本人の低体温化についてさらに理解を深めるには、以下のような点を知る必要がありそうです。
- 海外でも低体温化している傾向はないか
※日本人だけが低体温化しているのか - 50年間でどんな生活習慣の変化(日本人特有のものがあればさらによい)があったのか
※日本人が低体温化するに当たる大きな理由のヒント
⇒ 体温を上げる方法 についてはこちら
⇒ 低体温の改善・原因・症状 についてはこちら
⇒ 冷え性改善方法 についてはこちら
■まとめ
熱を作り出すために必要な栄養をしっかりと摂って、運動をして筋肉を増やして、体温を上げましょう!