by Jason Lander(画像:Creative Commons)
(2011/8/1、GIZMODE)
今回わかったのは、少なくとも幼児やティーンエイジャーにおける脳腫瘍は、携帯電話の影響ではないということです。
これは、スイス熱帯公衆衛星研究所のマーティン・ルースリ氏らが、ノルウェイ・デンマーク・スウェーデン・スイスの7歳から19歳までの子供1000人に対して行った調査に基づく結果です。
調査対象となった子供のうち、痛ましいことですが352人は脳腫瘍を発生してています。
その子供たちと同じデモグラフィックスの健康な子供たち646人が比較されました。
研究チームによる分析の結果、携帯電話利用と脳腫瘍には何も関係が見つかりませんでした。また、脳だけでなく頭部全体の腫瘍の増加に関しても携帯電話との関係は発見されませんでした。
スイス熱帯公衆衛星研究所のマーティン・ルースリ氏らが、子供1000人に対して行った調査に基づく結果によれば、携帯電話と脳腫瘍には関係がなかったそうです。
ただし研究チームでは、この結果は子供たちが携帯電話で通話よりメールやテキストメッセージの方を多用している傾向に影響されている可能性があるとしています。
子供たちの携帯電話の利用方法がメール中心である傾向から、はっきりと携帯電話と脳腫瘍都の間には関係がないとは言い切れないようです。