【成人式】2020年の新成人の恋愛観・結婚観とは?

【成人式】2020年の新成人の恋愛観・結婚観とは?





■2020年の新成人の恋愛観・結婚観とは?

【成人式】2020年の新成人の恋愛観・結婚観とは?
【成人式】2020年の新成人の恋愛観・結婚観とは?

unsplash-logoSofia Monteiro

第25回 新成人の恋愛、結婚に関する意識調査(2020/1/4、オーネット)で紹介されている2020年1月令和最初の成人式を迎える「新成人」の恋愛結婚に関する意識調査を参考に恋愛観・結婚観についてみていきましょう。

■「これまでに交際した経験がありますか?」という質問に対して、男女全体で60.7%で昨年同水準ですが、女性は昨年に比べて4ポイント増加し、男性は4ポイント減少するという結果になっています。

これまでのデータを見ても、男性は50%、女性は65%と交際経験の割合が安定しているようです。

■「現在交際している異性がいますか?」という質問に対して、全体で29.6%、男性23.3%、女性が35.9%という結果になっています。

これまでのデータを見ると、男性は25%、女性は35%と同水準で安定していることがわかります。

■「あなたは将来結婚したいと思いますか?」という質問に対しては、「結婚したい」が全体で79.1%で、昨年79.3%とほぼ同じ結果が出ています。

■「あなたは何歳で結婚したいですか?」という質問に対しては、希望年齢の回答は男女「25歳」が最多で女性の71.9%が26歳までに結婚をしたいという結果となり、男性は59.8%が27歳までに結婚をしたいという結果となっています。

■「自分が結婚できないのではないかと思う?」という質問に対して、全体で72.0%、男性の67.0%、女性は77.0%が、自分は結婚できないのではないかと心配しているようです。

■「あなたは結婚したら子供がほしいですか?」という質問に対して、昨年より3.4%下降する結果になっています。この数字が上向くような対策が行われないと、少子化・出生数の低下という傾向は上向きにならないのではないでしょうか?

■昔の新成人はどんな風に考えてた?

■2012年の新成人

【#成人式】成人おめでとう!2012年の新成人の恋愛・結婚観を見ると、長引く景気低迷によって、結婚意欲に影響は与えていないと答えていましたが、結婚後の生活設計には影響を与えているようでした。

また、「結婚するには女性の収入も重要な条件である」としたのは45.1%(男性29.8%、女性60.5%)となっており、女性も男性の収入に頼るばかりではなく、自らも家計を担うつもりでいるようです。

■2017年の新成人

【#成人式】成人おめでとう!2017年の新成人の恋愛・結婚観

昔の人の考えからすれば「デート費用は男性が払うもの」だった思いますが、今回の調査によれば、約5割の女性がデート費用は割り勘がよいと回答しています。

男性がデート代を多く払う理由としては経済的な余裕を見せるものという考えがあったかもしれませんが、今の女性はそうしたことを求めておらず、対等に付き合いたいと考えているのかもしれません。

2020年の新成人に対するアンケートでは収入や経済的な質問がなくなっていることから、経済的な不安による恋愛・結婚に及ぼす影響が少なくなっているのかもしれません。

■まとめ

交際経験の割合、現在交際している割合、結婚したい割合に変化はないようです。

ただ、結婚したい理由を見ると、気になるところがありました。

それは、「結婚したい」理由についての質問では、「好きな人と一緒にいたい」「「家族がいると幸せ」「子供が欲しい」の3つが昨年と同じく上位の回答となっているものの、「子供が欲しい」と回答した人の割合が低下しています。

もしこの結果に、子供を持つことへの不安があるために「子供が欲しい」と回答した人の割合が低下しているのだとしたら問題ですね。

社会全体で支える仕組みがないと、このまま少子化・出生数の低下というトレンドは今後も続いていくのではないでしょうか?