> 健康・美容チェック > オメガ3 > 【NHKスペシャル】体にいい油「オメガ3」!|オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスがカギ!【食の起源】|1月12日
2020年1月12日放送のNHKスペシャル「食の起源」のテーマは「『体にいい油って何?その答えは”人類の進化”にあった」です。
■なぜイヌイットの摂取カロリーの7割がアブラなのに健康なの?
1960年代に北極園に暮らす先住民のイヌイットは主にアザラシやクジラなどを食べ、野菜や果物をほとんど取らない肉食の生活でありながら、心臓病での死亡率が極めて低いことがわかり、注目されたことから始まります。https://t.co/X7K9iJLh94#オメガ3脂肪酸
— ハクライドウグルメ🍳💓 (@hakuraidou) January 12, 2020
研究者が調べたところ、イヌイットの人たちの血中にはイワシやサンマ、サバ、アジなど青魚に多く含まれるEPAが多いことがわかりました。https://t.co/X7K9iJLh94
動脈硬化を予防するためにも、魚を積極的に食べたいですね。
— ハクライドウグルメ🍳💓 (@hakuraidou) January 12, 2020
■オメガ3脂肪酸が細胞膜を柔らかくする
オメガ3脂肪酸は細胞膜の材料に使われています。
細胞膜は、棒状の物質がくっつき合って膜を形成しているのですが、ここに曲がった形のオメガ3脂肪酸が入り込むと、接触部分が少なくなるため、摩擦が減って動きやすくなり、細胞膜が柔軟に変形しやすくなるそうです。
EPAを摂ると、赤血球がしなやかになり、顔色が良くなり、目の下のクマがなくなる!摂取量の目安【美と若さの新常識】によれば、体の中に入ったEPAは、血中から赤血球の細胞膜に取り込まれるのですが、EPAは柔らかい構造をしているため、EPAが増えると細胞膜が柔らかくなるそうです。
ちなみに、九州大学の丸山徹教授によれば、EPAを豊富にとっていると、4か月後ぐらいにはしなやかな赤血球ができてくるそうです。微少循環というか、血の巡りが良くなるため、スタミナがアップし、顔色が良くなったり、目の下のくまが少しなくなったりするそうです。
つまり、オメガ3を摂ることで細胞が柔軟になり、動脈硬化や心臓病になりにくいと考えられるわけです。
■オメガ6脂肪酸の役割とは?
最近の研究によれば、オメガ6脂肪酸は、体の中でウイルスや病原菌などから体を守る役割をしていることが明らかになってきたそうです。
病原体が血液中に侵入すると、オメガ6脂肪酸が白血球に「攻撃指令」を出す働きをし、病原菌への攻撃を促す仕組みがあることがわかってきたそうです。
✅オメガ3は、血液を固まりにくくしたり、炎症を抑える働き
✅オメガ6は、血液を凝固させたり、体内の炎症を促進する働き2つのバランスが崩れると、出血が止まらなくなったり、逆に血が固まりやすくなって心筋梗塞のリスクが高まる恐れがある。https://t.co/eLX9ekTMTm
— ハクライドウグルメ🍳💓 (@hakuraidou) January 12, 2020
ただ、オメガ6脂肪酸が増えすぎると、白血球への攻撃指令が過剰になり、自分の体の細胞まで痛めつけてしまうことがあります。
オメガ3にはそのオメガ6の攻撃にブレーキをかける役割があります。
この2つのバランスがとられていることが重要で、理想の油の割合はオメガ3:オメガ6=1:2なのですが、多くの日本人の比率は「1:10」以上の割合になってしまっています。
宮城大学の石川伸一教授によれば、オメガ6脂肪酸は人の体の健康にとって欠かせない成分ではあるが、オメガ6を多く含む揚げ物や炒め物は美味しいので、過剰なほど摂りすぎているのが現状だと警鐘を鳴らしています。
→ オメガ6脂肪酸を多く含む食品 について詳しくはこちら
【#あさイチ】オメガ3の上手な摂り方!美と健康に良いアブラの新常識https://t.co/bQXHEeFtV2
理想のオメガ3:オメガ6の比率は「1:2」。
ですが、多くの日本人の比率は「1:10」以上の割合になってしまっています。
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■理想の油のバランスは自然の摂理と関係している?
■理想の油のバランスは自然の摂理
最新の研究によれば、ほとんどの動物は、動物本来の自然な食べ物を食べていると、体内のオメガ3とオメガ6の割合がおよそ1:2と理想的なバランスに保たれていることが明らかになっているそうです。https://t.co/7O9bIZBIpi
— ハクライドウグルメ🍳💓 (@hakuraidou) January 12, 2020
■古代エジプト人のミイラから動脈硬化が見つかった!
古代エジプト人のミイラをCTで調べたところ、動脈硬化を患っていることが分かったそうです。この研究から、動脈硬化を招く要因が見つかるかもしれないそうです。https://t.co/F6HkWY1Tdr
動脈硬化の症状・原因・改善方法・予防https://t.co/GJEdTTcViz pic.twitter.com/3gNU4SBOdk
— ハクライドウグルメ🍳💓 (@hakuraidou) January 12, 2020
羊や鳥にオメガ6が多い麦などの穀物を食べさせた結果、家畜の体にはオメガ6が過剰に蓄積。また、オメガ6が多いゴマなどの油を人工的に作り始めた。それらを多く食べた古代エジプトの王族たちの体の中は、オメガ6脂肪酸が過剰となり、動脈硬化を招いたと考えられる。
— ハクライドウグルメ🍳💓 (@hakuraidou) January 12, 2020
健康のためにも、オメガ3とオメガ6のバランスを見直しましょう!
→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効果・効能・食べ物(オイル)・ダイエット について詳しくはこちら
→ DHA・EPAとは|DHA・EPAの効果・効能・食品・摂取量 について詳しくはこちら
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オメガ3脂肪酸と心臓病の関係についてhttps://t.co/ygyl6hOlap
”専門家はオメガ-3脂肪酸を豊富に含む魚を心臓に良い食材の一つとすべきという意見で一致”
”週に最低1度は魚を食べる人は、極稀にしか食べない人やまったく食べない人に比べ、心臓病で亡くなる可能性が低い”
— 4050health (@4050health) January 8, 2020
”海産物(魚や甲殻類)を多く含む食事と心疾患に関する研究結果によると、週に一回以上海産物を食べる人は、極稀にしか食べないあるいは全く食べない人と比較して心疾患が原因で死亡する可能性が低いようです。 ”
オメガ3脂肪酸についてhttps://t.co/wOy5UChSox
— 4050health (@4050health) January 8, 2020
”2012年の科学論文のレビューでは、海産物や魚油に含まれるオメガ3脂肪酸であるEPAやDHAが関節リウマチの症状を緩和するのに、ある程度有効と考えられる ”https://t.co/wOy5UChSox
魚油を取ると朝の体のこわばりが短時間になり、関節の腫脹や疼痛も減少
抗炎症薬の必要性も低下
— 4050health (@4050health) January 8, 2020
🎣魚を多く食べるグループで虚血性心疾患のリスクが低下
🎣n-3系多価不脂肪酸摂取量が多いグループで虚血性心疾患のリスクが低下
→オメガ3を含む魚を積極的に食べて虚血性心疾患のリスクを減らそう!https://t.co/JC4diK8Pbx
— 4050health (@4050health) January 8, 2020
最近NCCIH(国立補完統合衛生センター)が助成した研究では、以下の疾患に対するオメガ3または魚油の効果を検討。
✅思春期うつ病
✅自閉症スペクトラム障害
✅脳外傷
✅骨量減少などHIV感染症の合併症
✅妊娠うつおよび産後うつ
✅難治性てんかんhttps://t.co/Xeu7eSp2k7— 4050health (@4050health) January 8, 2020
【参考リンク】
- Toshiharu Ninomiya, Yasufumi Doi, and Yutaka Kiyohara Abstract 8169: Relationship Between the Ratio of Serum Eicosapentaenoic Acid to Arachidonic Acid and the Risk of Death: the Hisayama Study
- Nagata M, Hata J, Hirakawa Y, Mukai N, Yoshida D, Ohara T, Kishimoto H, Kawano H, Kitazono T, Kiyohara Y, Ninomiya T. The ratio of serum eicosapentaenoic acid to arachidonic acid and risk of cancer death in a Japanese community: The Hisayama Study. J Epidemiol. 2017 Dec;27(12):578-583. doi: 10.1016/j.je.2017.01.004. Epub 2017 Jun 29.