食料問題を解決する2つのアプローチ|「90億人の食」をどう生み出すか?|FARMBOTが農業の問題を解決する!?でも取り上げましたが、世界人口は増え続けており、世界人口推計2019年版:要旨 10の主要な調査結果(2019/7/2、国連)によれば、世界の人口は2019年の77億人から2030年の85億人(10%増)へ、さらに2050年には97億人(同26%)、2100年には109億人(42%)へと増えることが予測されています。
世界的な食糧不足 / 高騰化https://t.co/mAMSPxOKSQ
✅2030年に人口が85億人に達し、約30億トンの穀物需要
✅FAOは、人口が2050年までに91億人に達した場合は世界の食糧生産は70%増産する必要があると発表
✅水不足の地域に居住する人は16億人 (2015年) から28億人 (2025年)に増加 pic.twitter.com/TcajJwJCU9— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) September 9, 2020
そこで、将来必ず起こりうる問題が「食糧問題」であり、その問題に取り組もうと、様々なテクノロジーを活用して農作物の生産量を増やす方法や食品廃棄物を減らす取り組みなどが行われています。
その解決策のうちの一つが「昆虫食」です。
昆虫食の時代が来る? 無印良品「コオロギせんべい」が大好評の背景https://t.co/pqcYqrEZv0
1⃣人口増加や中所得国・低所得国の経済成長など→畜産物の需要増加→食糧や水資源不足
2⃣健康寿命を延ばすにはタンパク質が重要
昆虫のタンパク源としての可能性|FAOhttps://t.co/ROWp6InlZJ https://t.co/L98SSiDy7u
— 40代・50代のためのライフスタイル(健康・美容・お金) (@4050health) June 13, 2020
良品計画の決算説明会資料によれば、環境に配慮した商品(ジュートマイバッグ、洗剤)、食糧不足問題→昆虫食への取り組み(コオロギせんべい)、未利用資源の活用(ジビエカレー)、廃棄物削減(プラスチック製ショッピングバッグの廃止、竹素材ストロー)にも取り組んでる。https://t.co/0f7ZQalW7g pic.twitter.com/pdlpEwVDiN
— 40代・50代のためのライフスタイル(健康・美容・お金) (@4050health) June 2, 2020
昆虫食が注目されているのは食糧問題だけでなく、高齢者のフレイル対策に関わっています。
「フレイル(高齢者の虚弱)」の段階で対策を行ない、要介護状態の高齢者を減らそう!|厚生労働省
参考画像:高齢者の低栄養防止・重症化予防等の推進について|厚生労働省スクリーンショット
高齢者の低栄養防止・重症化予防等の推進について|厚生労働省
「フレイル」とは加齢とともに、心身の活力(例えば筋力や認知機能等)が低下し、生活機能障害、要介護状態、そして死亡などの危険性が高くなった状態。
厚生労働省によれば、多くの高齢者が中間的な段階(フレイル)を経て、徐々に要介護状態に陥るそうです。
高齢者は健康な状態から急に要介護状態になるわけではなく、食欲の低下や活動量の低下(社会交流の減少)、筋力低下、認知機能低下、多くの病気をかかえるといった加齢に伴う変化があり、低栄養、転倒、サルコペニア、尿失禁、軽度認知障害(MCI)といった危険な加齢の兆候(老年症候群)が現れ、要介護状態になると考えられます。
しかし、フレイルの段階で、適切な介入・支援を行なうことができれば、要介護状態に至らず、生活機能の維持・向上が期待できると考えられます。
たんぱく質摂取と骨格筋|たんぱく質の関与|フレイルティ及びサルコペニアと栄養の関連|高齢者|厚生労働省によれば、最近のコホート調査でも、たんぱく質摂取量が少ないことは3年後の筋力の低下と関連し、さらに高齢女性の3年間の観察で、たんぱく質摂取量が少ないとフレイルティの出現のリスクが増加することが確認されているそうです。
また、日本人の高齢女性の横断研究でもフレイルティの存在とたんぱく質摂取量との関連が明らかにされています。
記事によれば、2013年にFAO(国連食糧農業機関)が「食品及び飼料における昆虫類の役割に注目する報告書」の中で昆虫のタンパク源としての可能性に対して発表しています。
つまり、食糧問題を解決し、フレイル対策の一つの方法として昆虫食が注目されているというわけなんですね。
日本では一部地域で蜂の子やイナゴを食べる習慣がありますが、それが一般化する日が来るかもしれませんね。
■まとめ
アフリカではバッタの大群による農作物の被害が拡大し、その被害はアジアにまで。新型コロナへの不安で世界各国で買いだめが起こっているタイミングで、政食料の輸出制限に向け動き出した国も。心配されるのは世界的な食料供給網の停滞と食糧価格の高騰、食料品不足。https://t.co/3mTpTysyTj
— 40代・50代のためのライフスタイル(健康・美容・お金) (@4050health) April 5, 2020
イギリスのシンクタンクは「食料ナショナリズム(食料の他国への流出を抑え、自国を最優先にする姿勢)が始まっている」と警鐘を鳴らす。新型コロナによって、“ヒト・モノ・カネ”の自由な移動を目指すグローバリズムが揺さぶられる中、世界はどのような方向に進むのか。
— 40代・50代のためのライフスタイル(健康・美容・お金) (@4050health) April 5, 2020
「誰が作物を収穫し、市場に持ち込み、製粉所に運ぶのか」
人の移動の制限
→労働者が収穫・作付けができない
→トラック運転手も足りない
→飛行機も飛ばないため、航空輸送能力も急減
→観光客の姿はいなくなり、果物売りもいなくなった
→食糧不足や価格高騰への懸念https://t.co/nEA72rLdyQ— 40代・50代のためのライフスタイル(健康・美容・お金) (@4050health) May 5, 2020
インドの民間航空省は、バッタの大群は今やあまりに巨大化し、「航空機の運航にとって極めて重要な離着陸の際、機体に脅威を及ぼし得る」と懸念を示す。https://t.co/n3tPiJGYRF
農作物を食い尽くすバッタが最大規模で発生中https://t.co/M8iYu6GCsJ
— 40代・50代のためのライフスタイル(健康・美容・お金) (@4050health) May 31, 2020
【新型コロナ】肉、野菜、果物の価格高騰https://t.co/SJZAt3VuM9
🇵🇭バナナの価格高騰の要因は新型コロナの影響によりフィリピンで人の往来が制限され、収穫や物流に関わる人員や資材が不足+中国による爆買い🍌
🇧🇷鶏肉の全輸入量の約8割を占めるブラジルは感染者数の多い地域でこれから影響あり?
— 40代・50代のためのライフスタイル(健康・美容・お金) (@4050health) June 17, 2020
今年は新型コロナウイルスによって、人の移動が制限されたことにより、トラック運転手も足りない・飛行機も飛ばないため、航空輸送能力も急減・観光客の姿はいなくなり、果物売りもいなくなったなどの理由で食糧不足や価格高騰などが問題になっています。
新型コロナウイルスに加えてバッタの大群による農作物の被害も拡大しています。
本格的に食糧問題について考えるタイミングなのではないでしょうか?