【干し柿の作り方】2.柿の軸の部分に紐を結ぶ。

『今、ロサンゼルスで「干し柿」が絶賛される理由』を読んで感じたこと





今、ロサンゼルスで「干し柿」が絶賛される理由(2021/1/21、Forbes)の記事を読んで考えたことは3つ。

一つ目は、新型コロナ禍において対面での料理教室をできなくなってから、ウェビナーに切り替えてオンラインで教室を行ない、なおかつ材料をキットにして生徒たちの家に送るようになったという大変な中でも人生を切り抜ける手段があるということが学べます。

そして、それだけではなく世界中から参加者が集まるほどのものになったそうです。

二つ目は、新型コロナ禍をきっかけに、アメリカ人の若者が改めて食に関して考えるようになったこと。

そして、それが一つのきっかけとなって和食の家庭料理に注目が集まっているのではないかと考えられるそうです。

三つ目は、新しいつながり方です。

本来でしたら、日本伝統の保存食である干し柿の作り方を教えるのは日本人のはずですが、実際はアメリカ人の農家から教わったり、また料理教室をウェビナーで送ったり、その材料のキットを生徒の家に送ったり、出来上がった干し柿をInstagramで見せあいっこしたりというのは、今までとは全く違うつながり方をしてきているなぁと感じます。

大事なことは、日本の伝統に共感してくれている人がいるということ。

そしてそれを教えてくれる側が海外の人でもいいんじゃないかということ。

日本人が忘れてしまったことを海外の人から教わることがあってもいいですよね。

■まとめ

日本の家庭料理の良さというのは、新鮮でおいしい、旬の食べ物を味わうこと。

そしてそれを「腹八分」で抑えること。

今、ロサンゼルスで「干し柿」が絶賛される理由(2021/1/21、Forbes)

まだ家で梅干し、餅、干し柿など色々と手作りしていた時代です。日本にいる間は、そうやって食べ物や季節感を大事にし、茶道をたしなみ、審美眼に秀でた祖母の影響を強く受けましたね。

昔は家庭で様々な保存食を手作りしていく中で、食べ物の季節感や保存方法の知識を学びながら、旬のもののおいしさ、美しさを感じてきたのだと思います。

以前干し柿を作ったことがありましたが、作る過程で様々な疑問が出てきたことを思い出します。

農家直伝!干し柿(吊るし柿)の簡単な作り方/干し柿の柚子巻き(ゆず巻き柿)レシピ/HOW TO MAKE HOSHIGAKI (DRIED PERSIMMON)

「なぜ干し柿を作るときに揉む必要があるの?」
「干し柿にできる白い粉はカビ?」
「干し柿を作るには乾燥機にかければいいんじゃないの?」

しかし、調べれば調べるほど、美味しい干し柿づくりには先人たちの知恵が詰め込まれていることがわかったんですよね。

この知識は直接生きることには役立たないかもしれません。

ただ、「生きる」上での基準の一つになることもあるんじゃないかなぁと思うんです。

旬のものはそのままでも十分美味しくて、その食品を特殊な保存方法で保存すれば長持ちさせることができるということは食糧問題を解決する一つのヒントにもなると思います。

日本の家庭料理をもう一度見直してみませんか?

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