ブロックチェーンを活用し、デザインへのアクセス権を購入するようになると世界はどう変わる?/「喝水不忘掘井人」

ブロックチェーンを活用し、デザインへのアクセス権を購入するようになると世界はどう変わる?/「喝水不忘掘井人」





マイク・フォン|unsplash

インフルエンサーマーケティングでは、集めたアテンションをお金に換える方法として、自分がデザインや開発したものを「物販(EC)」するという方法があります。

しかし、見せ方のプロであるインフルエンサーであっても、モノづくりのプロではない人がほとんど。

そのため、時々パクリ問題が起きてしまいます。

大事なのは自分の強みを生かすことであり、周りの力を借りること。

例えば、インフルエンサーとして洋服のブランドを立ち上げたいとする。

かっこよく洋服を着こなすセンスはあっても、自分自身でデザインをするような能力がない人だったとして、無理に自分でデザインすると間違った方向に行きかねないですよね。

そこで、デザインの版権へのアクセス権を支払ってアレンジしたり、洋服単体ではなくコーデ自体に自社ブランドのタグをつけるようになれば、ブランドの不正コピー問題もなくなり、場合によっては服を作らないアパレルブランドという形も出てくるのではないでしょうか?

そして、もう一つ大事なことは最初にそのデザインを作り出した人へのリスペクト。

技術的に「一か所からたくさん」ではなく「広く薄く」が可能になっている中で、最初に考えた人にそのお礼としてお金が流れるようになれば、世界はより良い方向に流れるのではないでしょうか?

直ぐにお金になることが大事な時代から基礎研究した人にきちんとお金が流れるようになり、つまりお金をうまく運用する人よりも、新しい価値を生み出したクリエイターや研究者が正しい評価を受ける世の中になれば、今よりもっといい世の中になるのではないでしょうか?