アトピー改善法、あなたはどうしてる?村上佳菜子「かいちゃダメ!の言葉はトラウマ」
(2024/9/5、Yahoo)
村上佳菜子さんのアトピーの症状についてまとめてみます。
●一年中かゆみに悩まされる
・夏は湿気がありベタベタするのでかゆくなりやすい
・寒暖差で血行が良くなるとかゆくなる
・季節の変わり目の春や秋は温度差と花粉アレルギーでかゆみが増す
・冬は乾燥でかゆくなる
●子供のころからアトピーの症状に悩まされる
生後3~4か月の頃から症状が出始めた
●「かくこと」はストレス発散になっていた
●ドーピング対策のためステロイドが使えず、保湿クリームを塗っていたが、肌に残る脂分で逆にかゆくなり、治療ができなかった
●引退後は食事にもオーガニックのものを使う、サプリを飲むなど気を遣い、また皮膚科で処方されたステロイドや保湿の薬を使用することで肌が良くなった
●自分に合う皮膚科の先生に出会ったことも大きい
■食事のポイント
村上さんの場合はオリンピックアスリートでもあり、練習練習に必死になりすぎて心身ともに余裕がなく、美容のために食事や肌のケアができなかったようです。
アトピー性皮膚炎は、保湿剤で乳児の発症率3割減少するによれば、アトピー性皮膚炎のある乳児は、食物アレルギーを持っていることが多く、また、国内では未就学児の10~30%がアトピー性皮膚炎を患っているそうです。
皮膚のバリアーを高めてアトピー予防|アレルギーマーチを防ぐには?によれば、子どもの場合、成長とともに、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、ぜんそく、鼻炎と進む傾向があるため、「アレルギーマーチ」と呼ばれているそうです。
国立成育医療研究センターの松本健治・免疫アレルギー研究部長は「乳児期に湿疹があると、さまざまな抗原が入りやすくなって、アレルギーマーチを引き起こすと考えている。湿疹を放置せずに早く治療することが食物アレルギーやぜんそく、花粉症などの発症予防につながる可能性がある」と推測しています。
子供(乳児)の時に湿疹があるとアレルギーマーチを引き起こす恐れがあるので、子供の時にしっかりと治療することがアトピー性皮膚炎や食物アレルギー、ぜんそく、鼻炎の発症を抑えることにつながりそうです。
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●運動後の肌のケア
汗そのものがアトピー性皮膚炎の症状悪化の原因ではない!汗をかいて洗い流すことで症状改善では汗自体がアトピー性皮膚炎の症状悪化の原因ではないと紹介しました。
また、大阪大学大学院医学系研究科情報統合医学講座(皮膚科学)室田浩之講師、松井佐起医員らの研究グループによれば、アトピー性皮膚炎において汗は悪化因子とされていますが、実際にはアトピー性皮膚炎ではヒスタミンによって発汗が抑制されていて、たとえかいていると感じていても体温調節に必要な量が出ていないことが確認されており、その結果、皮膚は熱をもち、病原体への抵抗性を失い、乾燥することでアトピー性皮膚炎が悪化すると考えられると紹介しました。
しかし、汗アレルギーによるアトピー性皮膚炎がある!によれば、、汗自体に含まれるたんぱく質がアトピー性皮膚炎患者にアレルギー反応を起こすことがわかりました。
汗は悪化因子でもあり、汗自体に含まれるたんぱく質もアレルギー反応を起こすことがわかったことから、アトピー性皮膚炎もシャワー浴をするなど汗をかいたらきちんと取り除くことが重要なので、お肌が弱い方はしっかりとケアをしていきましょう!
■アトピー性皮膚炎から脱出するために心のケアも大事
アトピー性皮膚炎「脱出」には心のケアも大切|かゆくなくても無意識にかいてしまう動作(嗜癖的掻破)がある人が多い!によれば、不安だったり、ほっとしたりするときに、かゆくなくても無意識にかいてしまう動作(嗜癖的掻破(しへきてきそうは))をしてしまう人が多いそうです。
村上さんもオリンピックのプレッシャーに耐えるためにもかくことでストレス解消をしていたそうです。
ストレスなどによる嗜癖的掻破がアトピーを悪化させ、治りにくくしている面があるのですが、一番つらいと感じている話題に触れるときに無意識にかこうとするということに気づくだけでも、かくという動作を減らすことができるそうです。
●ステロイドの使用について
アトピー性皮膚炎の症状がひどい時にはステロイド外用薬が有効!【アトピー患者の感想】でも書きましたが、個人的なアトピー性皮膚炎の治療法としては、アトピー性皮膚炎の状態がひどい場合は、まずはステロイド外用薬で腫れ・赤み・かゆみをひかせることが大事。
ある程度治まってきたら保湿剤でカバーしていく。
とにかく肌を健康に保つことが重要なんです。
村上さんの場合は、オリンピックアスリートという立場のため、ドーピング対策でステロイドの使用ができなかったこともアトピーの治療がなかなかできなかった大きな要因ですね。
→ アトピー性皮膚炎とは|アトピーの症状・原因・改善方法・予防 について詳しくはこちら
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