「腹回りが生々しい」小嶋陽菜、36歳で醸す“熟女感”が賛否 支持集める自然派ボディ(2024年9月18日、週刊女性)は、小嶋陽菜さんの写真集の先行カットで公開された体型について賛否の声が挙がっているという記事です。
「#小嶋陽菜」さんは、女性から見ても”いいカラダ”と思う女性芸能人で取り上げた2016年の記事では、小嶋陽菜さんはバストはあるのに体は引き締まっている、丸みを帯びた、女性から見ても触れたくなるようなマシュマロボディで、胸も大きいし、普通にしてても色気があるというように、やせていれば美しいという時代から、健康的で美しいという時代にシフトしていることを示す象徴のような存在でした。
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しかし、2016年の前後(2015年から2017年)からそもそも女性の体型について何かを語ることは失礼なんじゃないかという考え方が重要視されるようになりました。
太っている体形の人を恥だと嘲笑・批判することは、肥満者をダイエットに導くどころか、かえってやけ食いをしたり、心臓発作などのリスクを高めることになる|米ペンシルベニア大学によれば、海外メディアを見ると、体型について批判されることが多い海外セレブが「Fat-Shaming(ファット・シェイミング)」や「Body-Shaming(ボディ・シェイミング)」といった『自身の体型を周りの人と比べて恥ずかしいと思ったり、プレッシャーを感じること』に対してコメントをすることが増えているように感じます。
例えば、NFLの「スーパーボウル」ハーフタイムショーでパフォーマンスを披露したレディー・ガガは、自身のインスタグラムで、体型に対するネット上のバッシングに「私は自分の身体を誇りに思っている」と反論しました。(2016年)
また、バカンス中の水着姿をパパラッチされ、「太った」と体型批判にさらされていたセレーナ・ゴメスさんはインスタグラムで、外見を重視しすぎる世の中の風潮に対して警鐘を鳴らしています。
Pinterest、すべての広告で減量(ダイエット)を謳う文言と画像の掲載を禁止!(2021年)によれば、Pinterest では、「ボディニュートラル」という新しいウェルネスムーブメントの検索が大幅に増加しており、特に自己肯定感についての情報が多く検索されています。
ボディ・ニュートラルとは、自分の身体にポジティブになる必要はなく、自分の体型が気に入らないときがあってもいいと中立的に許容するもの=ニュートラルでいいという考え方です。
「ありのままの自分を愛そう」というボディ・ポジティブという考え方とは異なります。
Pinterest がボディニュートラルレポートを発表。減量関連の広告を禁止して以来「ダイエット」を含む検索が 20% 減少したことが判明(2022年7月12日、Pinterest)によれば、関連キーワードの検索量を分析したところ、2022 年 5 月では 2021 年 7 月に比較して「ダイエット」というキーワードを含む検索は世界的に 20% 減少したことが判明しました。その代わりに、「簡単でヘルシーな食事」の検索数は 65 倍、「健康的な食事を摂るモチベーション」は 13 倍に増加しているそうです。
先ほどの記事に戻りますが、小嶋さんは2021年に「ボディニュートラリティ」の考え方を紹介したことがあったそうです。
2021年6月12日の『ar web』では、当時アメリカで広まり始めたという「ボディニュートラリティ」の考え方を紹介したことも。《「自分のカラダを好きでも嫌いでもどっちでもいいよね」って考え方が広まり始めているんです》《こんな日もあればあんな日もあって、私の気持ちも揺れています。そういった揺れも含めて自分》と、ありのままの自分を受け入れる大切さも語っている。
このように小嶋さん自身も考え方を少しずつ変えて、変わっていっているのがわかります。
「ありのままの自分の体型を愛そう」という時もあれば、「こんな体型になりたい」と思う自分がいてもよいと。
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