健康寿命の令和4年値について(2024年12月24日、厚労省)によれば、「健康寿命(健康上の問題がなく日常生活を送れる期間)」が2022年は男性72.57歳、女性75.45歳で、都道府県別では男女ともトップ1位が静岡で、ワースト最下位が岩手でした。
岩手県、脳卒中の死亡率が全国でワースト1!その原因とは!?で紹介した平成22年厚生労働省人口動態統計によれば、岩手県の脳卒中死亡率は人口10万人あたり男性が70.1人、女性が37.1人と、都道府県別で男女ともにワースト1位なのだそうです。
脳卒中は、高血圧によって動脈硬化が引き起こされることが主な原因ですが、その高血圧を起こす原因の一つが「塩分のとりすぎ」だと考えられています。
岩手県民の一日の食塩摂取量は全国で最も多い値なのだそうです。
また、肥満や、たばこの喫煙、酒の飲み過ぎなども高血圧のリスク要因ですが、岩手県はBMIが高く、たばこの喫煙率も男性は全国で5番目に高いそうです。
■まとめ
岩手県は健康寿命が全国で最下位、脳卒中死亡率が全国ワースト1位を受けて「健康いわて21プラン」で県民の健康寿命の延伸に取り組んでいます。
具体的には、岩手県は食塩摂取量は減少傾向にあるが全国との較差が開いている、1日の歩数が全国よりも低い、喫煙率は男女とも低下しているが男性は全国より高い、成人期の歯周病が増加傾向であり全国より高いという現状があり、そのため、減塩やバランスのとれた食生活の改善、歩数の増加や運動習慣をつけること、喫煙の防止対策、健康に対し多面的な影響を与える口腔機能の維持に取り組んでいるようです。
各都道府県も健康寿命延伸に取り組んでいるため最下位を脱することは難しいかもしれませんが、全体がしっかりと生活習慣の改善に取り組めば健康寿命が延びていくと思いますので、みんなで頑張りたいですね。
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