睡眠薬の長期服用が脳のゴミ排出システムを妨げてアルツハイマー型認知症になるリスクが高くなる!?




脳に“ゴミ”を溜めて認知症を招く「恐るべき睡眠薬」とは?医療・製薬業界が激震(2025年2月23日、ダイヤモンドオンライン)によれば、有名な睡眠薬「ゾルピデム」(商品名マイスリー)が、「グリンパティック・システム(脳のゴミ排出システム)」の作用を妨げる可能性を指摘しています。

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グリンパティック・システムがうまく機能しないと、脳のゴミ=たんぱく質「アミロイドβ」が蓄積され、アミロイドβの蓄積はアルツハイマー型認知症と深く関連することが分かっています。

アルツハイマー病は、アミロイドβタンパクが脳にたまることで、神経細胞が死滅し、萎縮し、認知機能が低下することから起きると考えられています。

脳のごみ排出システム(頭蓋骨の中を満たしている液体である脳脊髄液が細胞のゴミであるアミロイドβを洗い流す)が働くのは、睡眠中だけなのですが、今回の記事によれば、睡眠薬がこの脳のゴミ排出システムの作用を妨げてしまう可能性があるそうです。

そう考えると、いかに睡眠薬に頼らずに眠るかということがアルツハイマー型認知症を防ぐために大事ということなんですね。