by Ed Dunens(画像:Creative Commons)
ランニングにハマると老ける!? 皇居ランは「体にいい条件がひとつもない」
(2011/11/29、日刊SPA)
「自分にあったペースで、正しく走らなければ、かえって健康を害することは十分にありえますよ」
こう話すのは、健康スポーツ科学が専門の中京大学スポーツ科学部准教授・柿山哲治氏だ。
「ランニングはいわゆる有酸素運動で、ゆっくり長く続ければ、脂肪を燃焼して健康にもいい影響を及ぼします。ですが、最近のランナーたちは、競うように速度をあげて走っている。それでは身体に負担がかかり、活性酸素も過剰に発生してしまいます」
活性酸素には、体内の有害物質を分解してくれる働きもある。しかし、多すぎると有益なものまで分解してしまい、老化を早めたり、生活習慣病の原因になる。その活性酸素が、ランニングにより大量に発生するというのだ。
「最大酸素摂取量の50%程度の運動ならば問題はありませんが、それを超えた激しいペースになると、活性酸素の発生量は急増。老化を早める原因になることは考えられます」
ランニングなどの有酸素運動はゆっくり長くやれば健康によい影響を与えますが、競うように速度を上げて走っている人の場合は、体に負担がかかり、活性酸素が過剰に発生してしまい、老化を早める原因にもなりかねないそうです。
また、都心部のランニングには注意すべき点がまだあるそうです。
また、ランニングには他にも活性酸素を増やす要素があるという。
「都心部でのランニングは、多くの紫外線と排ガスにさらされることになります。これらも活性酸素を増やす大きな要因。つまり、昼間から皇居の周りを何周も走るのは、体にいい条件がひとつもないんです。そんな状況では、体だけでなく心理的にもストレスが溜まる。お勧めできません」
やはり過度のランニングは、老化を早めるようだ。
※11/29発売の週刊SPA!「ランニングにハマると老化が加速する!?」より
都心部のランニングは、多くの紫外線と排ガスによって活性酸素を増やしてしまいかねないそうです。
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