「20歳の体重」から10kg増えたら要注意…肝臓専門医が「元には戻らない」と警告する「メタボ脂肪肝」の苦しみ(2025年9月13日、プレジデントオンライン)によれば、糖尿病患者の13.3%が肝疾患で亡くなっているという衝撃のデータが紹介されています。
日本人の糖尿病患者1万8385例の死因を調査した報告が、日本糖尿病学会から次のように発表されています。
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・糖尿病患者の8.6%が肝臓がんで死亡
・糖尿病患者の4.7%が肝硬変で死亡
———-この2つを合計すると、糖尿病患者の13.3%が肝疾患で死亡していることになります。
―糖尿病の死因に関する委員会報告―アンケート調査による日本人糖尿病の死因―2001~2010 年の 10 年間,45,708 名での検討―によれば、2001~2010年の期間に死亡した糖尿病患者69,981例(全国の医療施設からのアンケート調査)で、糖尿病患者の死因として、肝臓がん 8.6%、肝硬変 4.7%、これらを合計した肝疾患関連死 13.3%とあります。
ただ日本糖尿病学会は10年ごとに更新しており、最新の2011~2020年調査(2024年発表、対象: 68,555例)では、肝臓がんの割合が4.1%に低下しており、これは治療進歩の影響とみられます。
※ちなみに、糖尿病症例における死因の第1位は悪性新生物38.9 %(肺がん7.8 %,すい臓がん6.5 %,肝臓がん4.1 %)。
つまり、糖尿病の人は肝臓病で亡くなっている人が多いというのは事実ですが、医療の進歩でその数は減少しているというのが事実ですね。
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