> 健康・美容チェック > 糖尿病 > 「糖尿病が強く疑われる人」が1,100万人に!8年で100万人増加!
【目次】
■「糖尿病が強く疑われる人」が1,100万人に!8年で100万人増加!

参考画像:平成 28 年国民健康・栄養調査結果の概要(2017/9/21、厚生労働省)|スクリーンショット
糖尿病疑い全国で1100万人、8年で100万人増…厚労省推計(2025年12月2日、読売新聞)で紹介された厚労省の2024年国民健康・栄養調査によれば、糖尿病が強く疑われる人は推計で約1100万人に上ることがわかりました。
「糖尿病が強く疑われる人」が調査以来初めて1000万人(推計)に到達|厚生労働省調査(2017年)から糖尿病のリスクを抱えている人が増加していることがわかります。
糖尿病・糖尿病予備群は約20年で3倍近くに増加している|厚生労働省の国民健康・栄養調査によれば、1990年には糖尿病が強く疑われる人が409万だったのが、2007年には糖尿病が強く疑われる人が890万人となっていました。
【関連記事】
食べすぎや運動不足などライフスタイルの変化、高齢化の進行が関係していると考えられます。
糖尿病の増加の主な要因は高齢化にある!?高齢化除けば有病率変わらず|埼玉医大で紹介した野田光彦埼玉医大教授(内分泌・糖尿病内科)らのチームによれば、日本人の糖尿病有病率について、人口の高齢化の影響を除いて分析する「年齢調整」と呼ばれる計算法で推計したところ、糖尿病の有病率は過去20年でほとんど変わっておらず、糖尿病の増加の主な要因は高齢化ではないかと考えられ、日本の糖尿病対策では高齢患者に重点を置いたほうがよいと指摘しています。
【補足】「糖尿病が強く疑われる人」、「糖尿病の可能性を否定できない人」の定義・判定基準
平成 28 年国民健康・栄養調査結果の概要(2017/9/21、厚生労働省)
①「糖尿病が強く疑われる者」とは、ヘモグロビン A1c の測定値がある者のうち、ヘモグロビン A1c(NGSP)値が 6.5%以上(平成19 年まではヘモグロビン A1c(JDS)値が 6.1%以上)、又は「糖尿病治療の有無」に「有」と回答した者。
②「糖尿病の可能性を否定できない者」とは、ヘモグロビン A1c の測定値がある者のうち、ヘモグロビン A1c 値が 6.0%以上、6.5%未満(平成 19 年まではヘモグロビン A1c(JDS)値が 5.6%以上、6.1%未満)で、「糖尿病が強く疑われる者」以外の者。
糖尿病を強く疑われる者とは、HbA1c(NGSP)値が 6.5%以上(平成19 年まではHbA1c(JDS)値が 6.1%以上)、または「糖尿病治療の有無」に「有」と回答した人が当てはまっています。
■まとめ
糖尿病が強く疑われる人が1100万人に達しました。
まずは自分でできる生活習慣の改善から始めましょう。
⇒ 糖尿病の症状(初期症状)チェック についてはこちら
【糖尿病の症状】
- 突然の喉の渇き|なぜ糖尿病になるとのどが渇くのか?|糖尿病の症状
- 体重の減少|なぜ食べているのにやせるのか|糖尿病の症状
- 尿の量・回数が多い|なぜおしっこ(トイレ)の回数・量が増えるのか?|糖尿病の症状
- 全身がだるく、疲れやすい|なぜ糖尿病になると疲れやすくなるのか?|糖尿病の症状
- 尿の泡立ちは病気のサイン!?おしっこの泡立ちがなかなか消えない原因とは?|糖尿病の症状
- 尿糖|なぜ糖尿病になると尿に糖が出るのか?|糖尿病の症状
- なぜ糖尿病になると「立ちくらみ」が起こるのか?|糖尿病(糖尿病神経障害)の症状
- 糖尿病が原因の頻尿と通常の頻尿の見分け方|糖尿病の症状チェック
- なぜ糖尿病になると目がかすむのか?|糖尿病の症状
- 足の冷え|なぜ糖尿病になると足が冷えるのか?|糖尿病の症状
- 糖尿病で足(下肢)切断のリスクが上がる?「足の痛みがない」「足の冷え」に注意!
【関連記事】
糖尿病関連ワード
■薬局でもできる糖尿病の検査|検尿(尿糖検査)と採血による血糖検査