銀歯ではなく“白い歯”のブリッジ、初の保険適用で治療費3割安く 樹脂製の歯科材料「SHIN-BOW」が担う歯科治療の未来【YAMAKIN開発】(2026年6月28日、テレビ高知)によれば、高知県香南市にある歯科材料メーカー「YAMAKIN」が開発した「SHIN-BOW:シンボー」は2026年6月から日本で初めて保険適用されました。
■これまでの問題点
歯を失った部分を補う「ブリッジ」(失った歯の両隣の健康な歯を土台として、橋=ブリッジを架けるように人工の歯を固定する治療法)で、保険が使えるものは主に銀歯(金属製)が主流であり、見た目が自然な白い歯(セラミック製)は保険適用外でした。
■「SHIN-BOW:シンボー」の特徴
●樹脂(レジン)で作られていて、白いブリッジなので、白い歯に見える
●歯をスキャンしたデータからコンピューターが精密に削り出すことができるため、作るのが早くて正確
●金属アレルギーの心配がない
●中心にグラスファイバーの芯が入っていて、丈夫で壊れにくい
●保険適用により、これまでより約3割安く治療可能になる
■【追記】
歯医者さんにお勤めの方からデメリットが書かれていないとのコメントがありましたので、考えてみたいと思います。
●歯医者目線で考えられるSHIN-BOW(シンボー)の主なデメリット・注意点
新素材は革新的ですが、樹脂(レジン)ベースの材料であるため、従来の金属ブリッジやセラミック・ジルコニアと比べて以下のようなデメリットが考えられます。
1. 耐久性・強度
●グラスファイバーで強化されているものの、金属ほど強くない可能性が高い。
●強い噛み合わせ(歯ぎしり・食いしばりがある人)、奥歯の長いスパン(複数歯欠損)の場合、割れ・欠け・破折のリスクが金属より上がる。
●長期的な耐用年数がまだ十分に実績として蓄積されていない(新素材のため)。
2. 変色・劣化の可能性
●樹脂素材はコーヒー・紅茶・カレー・タバコなどの着色成分を吸着しやすい。
●長期間使うと黄ばみ・変色が目立つ場合がある(セラミックより劣る)。
●材質的に微細な傷が着きやすく歯垢が付きやすく清掃性が悪い。
材質に吸水性があるので中のセメントの接着力が低下して脱離しやすい。
3. 適応症例が限られる
●保険適用でも、咬合(噛み合わせ)の条件・欠損範囲・歯の位置などで適用できないケースが多い。
●歯を削る量が金属ブリッジより多くなる場合がある(強度を確保するため厚みが必要)。
4. 技工・臨床的な負担
●CAD/CAM加工が必要なので、対応機器がない歯科医院では導入しにくい。
●接着(ボンディング)の技術が重要で、接着不良が起きると脱離(取れる)リスクがある。
●修理はしやすいが、再接着や修復の頻度が増える可能性。
5. その他の注意点
●表面の磨耗(すり減り)で対合歯(反対側の歯)に影響が出る可能性。
●清掃(歯磨き・フロス)が不十分だと、ブリッジの下や接着部にプラークが溜まりやすい。
■まとめ
レジンで作る白いブリッジによって、「見た目がきれい」「アレルギーも安心」「値段が手頃」になり、歯科治療の負担が減り、患者さんのQOL(生活の質)が向上する画期的な技術といえます。
「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」
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