by Anne Worner(画像:Creative Commons)
東大教授が「ダイエットめがね」…仮想満腹感
(2012/4/3、読売新聞)
食べているものを大きく見せかけることで、満腹感を感じさせ、食欲を抑える「メガネ」を、東京大学の広瀬通孝(みちたか)教授らのチームが開発した。
以前青色サングラスをつけて食欲をなくしてダイエットするというものが取り上げられたことがありましたが、今回東京大学の広瀬通孝教授が開発したメガネは、食べているものを大きく見せかけることで、満腹感を感じさせ、食欲を抑える「メガネ」なのだそうです。
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具体的にはどのような仕組みなのでしょうか。
開発されたのは、お菓子などを手でつかんで食べる時に、手の大きさはそのままで、食べ物の見た目だけを自在に変化させる映像処理システム。
ビデオカメラが付いたメガネを着用すると、1・5倍までの拡大と、3分の2までの縮小であれば、食べ物をつかんでいる指と指の開き具合も、不自然にならないように画像処理できる仕組みで、カメラがとらえた映像は、ケーブルでメガネにつなげたパソコンで画像処理する。
メガネを装着した20~30歳代の男女12人に、クッキーを満腹になるまで食べてもらう実験を実施。
クッキーを1・5倍に大きく見せた場合、食べた量はメガネをかけていない時より平均9・3%減少。
逆にクッキーの大きさが3分の2(0・67倍)に縮んで見えるようにしたところ、食べた量は平均15%増えたという。
このメガネは、手の大きさはそのままで、食べ物の見た目だけを変化することができるものなのだそうです。
実験によれば、食べ物を大きく見せた場合は食べた量はメガネをかけていない時より減少し、食べ物を縮んで見えるようにした場合は、食べた量は増えたそうです。
P.S.
よく噛んで食べると、満腹中枢を刺激して、満腹感を感じるといわれますよね。
食べ物だけが大きく見えるメガネがいいのか、それとも噛む回数を増やすほうがいいのか。
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●30回噛む
よく噛むと満腹中枢が刺激される
噛む行為が脳内のヒスタミン神経系に作用し、内臓脂肪が燃焼することが明らかになっている。
ヒスチジンを含む食品をよく噛んで脳内ヒスタミンを増やし食欲を抑える|ためしてガッテン 6月8日
噛むという刺激が咀嚼中枢を通って結節乳頭核という部分に届きます。
実はここがヒスタミンを作っているところ。
そうして、満腹中枢をヒスタミンが刺激するために、満腹感を感じるようになる。
また、ヒスタミンは、交感神経も刺激して、その信号は直接内臓脂肪まで届いて、内臓脂肪を減らしてもくれる。
つまり、噛むという行為自体が満腹感を高めてくれるということがわかった。
病気の治療には型に入れるということが大事で、30回噛むということをきっちりと守るようにする。
30回で飲み込める量を口に入れるようにする事が大事。
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