ADHD(注意欠陥・多動性障害)など、増加する子供の精神科受診


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by Mindaugas Danys(画像:Creative Commons)




■ADHD(注意欠陥・多動性障害)など、増加する子供の精神科受診

「うちの子も…」児童精神科の受診者殺到

(2008/12/16、産経新聞)

落ち着きがない、キレやすい、不登校や不眠、鬱病(うつびょう)といった症状を訴え、児童(小児)青年を対象とした精神科を受診する子供が増えている。

精神科を受診する子供が増えているそうです。

精神科を受診する子供の大半を占めるのが、発達障害の一つ、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子供なのだそうです。

「原因について仮説はいろいろあるが、はっきりとしたことは分からない。

ひと昔前なら、『ちょっと変わってるな』と見過ごされてきたが、ここ数年、授業中に歩き回る子供の存在が注目される影響からか、『わが子もそうではないか』と不安になって受診する母親が殺到している」

ADHDという病名が独り歩きをし、心配になって受診するケースが増えているそうです。

ADHDに対する正しい知識を学ぶ必要があるようです。

ADHDの主な症状

  1. 集中できず、忘れ物が多い(不注意)
  2. 落ち着きがなく、じっとしていられない(多動性)
  3. 結果を考えずに、思いつきの行動をする(衝動性)

『発達障害に気づかない母親たち』の著者で精神科医の星野仁彦さんが紹介している不注意型ADHDの特徴がまとめられたセルフチェックが参考になります。

家事も子育てもママ友付き合いもうまくいかない…幼少期に見逃されやすい女性の「発達障害」とは?

(2017/5/2、ダ・ヴィンチニュース)

1.片づけ、整理整頓ができない
2.忘れ物や、物忘れが多い
3.うっかりミスが多い
4.人の話を聞けず、自分が言いたいことだけ一方的に話してしまう
5.仕事や雑務を計画的にできず、日課をこなすのが苦手
6.やるべきことを最後までやり遂げられずに、何もかも中途半端になってしまう
7.信号の見落としなどで交通事故を起こしやすい

片付けができなかったり、忘れ物が多かったりするのは、そういう性格の子であると思っていましたが、実はADHDの可能性もあるのです。

ほかにも、発達障害の女性はストレス耐性が低く、思春期以降に、摂食障害、リストカット、性非行、アルコール依存、買い物依存など自分を傷つける方向へ走ってしまうという特徴がある。また、女性ホルモンの影響を受けやすいため、産後うつ、更年期障害も出やすいという。

発達障害の女性はストレス耐性が低く、女性ホルモンの影響を受けやすいとは初めて知りましたが、40~50代の頑張りすぎる女性は更年期症状などの体調不良の自覚率が高い!によれば、更年期の症状には、女性ホルモンの低下以外に、心因的ストレス(夫婦関係、育児、仕事、介護など)も関係していますので、発達障害の女性は更年期障害の症状が出やすいということなのかもしれません。

自分自身や家族が発達障害だと考えるのはつらいことかもしれませんが、他の人と比べてうまくいかない原因が発達障害だとわかることで心が楽になる人もいるのではないでしょうか。







P.S.

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