金環日食で目に異常訴える人が相次ぐ


金環日食

by t.shigesa(画像:Creative Commons)




金環日食で6人が目に異常訴える

(2012/5/21、NHK)

日本眼科学会によりますと、21日午後3時現在、東京と、栃木、茨城、愛知の4つの都と県で、合わせて6人が金環日食を見て目に異常を感じたと訴え、眼科を受診したという報告が寄せられているということです。

日本眼科学会によれば、金環日食を見て目に異常を感じた人が眼科を受診しているそうです。

日本眼科学会によりますと、金環日食や部分日食でも太陽のまぶしさはふだんとほぼ変わらないため、直接見つめると、網膜が傷つく「日食網膜症」になるおそれがあり、症状が重い場合、ものがゆがんで見えたり視野の一部が欠けたりするほか、深刻なケースでは視力が低下することがあるとして注意を呼びかけてきました。

日食観察に伴う網膜障害のことを、「日食網膜症」と呼び、誤った方法で観察すると、網膜が焼けてしまう恐れがあり、最悪の場合、失明する恐れもあるそうです。

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【追記(2012/5/23)】

日食観察で目の異常、247人に (2012/5/23、時事通信)

日食網膜症か、18都道府県の74人…重症も (2012/5/22、読売新聞)

日食観察、16人異常訴え=子ども4人、症状軽く―眼科学会 (2012/5/21、時事通信)

同学会常務理事の大鹿哲郎筑波大教授は「目の痛みやかすみなどを感じたら、直ちに眼科医に相談してほしい」と話している。