女性の不妊原因「卵子の老化」が約半数

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by il-young ko(画像:Creative Commons)

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不妊原因「卵子の老化」が約半数

(2012/6/23、NHK)

医療機関に対して、不妊の原因について聞いたところ、女性では、30代半ばを過ぎると卵子の質が低下して妊娠しづらくなる「卵子の老化」に原因がある患者の割合は、平均で47%と半数近くに上ることが分かりました。

女性の不妊原因の約半数が「卵子の老化」にあるそうです。

35歳以上の女性患者の中で、不妊治療を始めるまで、「卵子の老化」について「知らなかった」と答えた人が、55%と半数を超えました。
こうした患者の53%が、体外受精をすれば45歳まで妊娠は可能と考え、中には50歳まで可能と考えていた患者も17%いました。

不妊治療をはじめるまで「卵子の老化」について知らないという人が半数を超えており、またその内の約半数が体外受精をすれば45歳まで妊娠は可能と考えているようです。

日本産科婦人科学会によりますと、体外受精など高度な不妊治療で出産できる確率は、卵子の老化の影響で、45歳では0.5%に低下します。

不妊の問題に詳しい、東京の国立成育医療研究センターの齊藤英和医師は、「卵子が老化することが知られていないことで、高齢になっても治療を受ければ十分に妊娠は可能という誤解を生み、不妊に悩む夫婦の増加に拍車をかけている。卵子の老化について、きちんと知らせる仕組みを作る必要がある」と指摘しています。

30代半ばを過ぎると卵子の質が低下して妊娠しづらくなるということをしっかりと伝える必要があるのでしょうね。







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P.S.

不妊は男性が原因である場合も不妊原因の約半分を占めています。

一緒になって考えましょう。

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公開日時: 2012年6月24日 @ 12:00