【風疹】妊娠初期女性は特に注意|妊娠前の女性、妊娠中の女性の家族、成人男性は予防接種を検討してください【#コウノドリ】





■【風疹】妊娠初期女性は特に注意|風疹を避ける方法

「コウノドリ」タイアップリーフレット|PDF

■風疹とは

「コウノドリ」タイアップリーフレット|PDF

風しんウイルスが感染者の飛まつ(唾液のしぶき)などによって他の人にうつります。
主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れ(3つの主な症状)が認められます。3つの症状がそろわない人も多く、感染しても症状がでない人は約15~30%程度います。
通常は自然に治りますが、まれに脳炎になったり、血小板という血液の成分が減少して、皮膚に紫斑が現れる人もいます。関節が痛くなる人もいます。症状が出る前後の約1週間は、周りの人にうつす可能性があります。

風疹は、妊娠中、特に妊娠初期の女性が感染すると、生まれた子に心疾患や難聴、白内障などの障害(先天性風しん症候群)を引き起こす恐れがある病気です。

風疹は、発熱や発疹、リンパ節が腫れるなどの症状が出る感染症で、せきやくしゃみなど感染者の飛沫によってウイルスが広がります。

■風疹を避けるには

Pregnant

by Jerry Lai(画像:Creative Commons)

妊娠中の女性は感染しないよう人混みを避け、周囲の人は予防接種を受けるなど対策の徹底を呼びかけています。

一緒に暮らしている夫は、妊娠している妻にうつさないよう、予防接種を受けてほしい

「コウノドリ」タイアップリーフレット|PDFで紹介されている2014年度感染症流行予測調査によれば、20-40代の女性の約14%は、風しんの感染予防に十分な抗体を持っていないそうです。

風疹には予防接種があるのですが、妊娠中の女性は予防接種ができないので、妊娠中の女性は感染しないように人ごみを避けること、夫や周囲の人は予防接種をして伝染らないようにするなどの対策が必要です。

●妊娠前の女性

2回の予防接種で、先天性風しん症候群の予防ができるそうです。

風しんワクチンは1回の接種で約95%、2回の接種で約99%風しんを予防することができます。

ただ、接種後2か月は避妊が必要なのだそうです。

●妊娠中の女性の家族

妊婦は風疹の予防接種を受けることはできませんが、周りの家族や職場の方で受けていない方は予防接種を検討してください。

●成人男性

風しんにかかったことがない方や風しんワクチンを受けていない方は、風疹の予防接種を検討してください。

●風疹にかかってしまった場合

風しんを疑う症状がある場合には、職場に行くことはやめ、医療機関に相談しましょう。

医療機関などで風しんと診断されたら、主治医や職場の上司と相談し、発しんが消えるまで勤務を休むことを検討しましょう。

やむを得ず外出する際には、マスクを着用し、できるだけ人混みを避けましょう。

【参考リンク】

風しん予防セミナー 1