アイデアが浮かぶ場所はどんなところが多いのか?

Articulamos nuestras ideas

by Cultura de Red(画像:Creative Commons)




■アイデアが浮かびやすい場所ランキング(男性編)

アイデアが浮かびやすい場所ランキング!! 男性1位は「トイレ」、女性1位は「ふとんの中」

(2012/9/14、IRORIO)

1位 トイレ 22.2%
2位 お風呂・サウナ 19.6%
2位 車や電車の中 19.6%
4位 ふとんの中 19.1%
5位 歩いているとき 15.3%
6位 会社のデスク 7.4%

■アイデアが浮かびやすい場所ランキング(女性編)

アイデアが浮かびやすい場所ランキング!! 男性1位は「トイレ」、女性1位は「ふとんの中」

(2012/9/14、IRORIO)

1位 ふとんの中 28.8%
2位 お風呂・サウナ 24.0%
3位 歩いているとき 23.4%
4位 トイレ 18.6%
5位 車や電車の中 17.0%

マイナビニュースのアンケートによれば、アイデアが浮かびやすい場所は、トイレ、ふとんの中、お風呂・サウナ、車や電車の中、歩いているときと男女共通しているようです。

■まとめ

人間は一番疲れている時に一番創造的になれる!?によれば、アイデアが浮かぶところは、風呂・トイレ・寝る前・馬上(今で言えば電車・バスでしょうか)といわれていますが、夢想状態に近いときほど、そうしたアイデアが生まれやすいのではないでしょうか?

Stanford study finds walking improves creativity

(2014/4/24、スタンフォード大学)

Stanford researchers found that walking boosts creative inspiration. They examined creativity levels of people while they walked versus while they sat. A person’s creative output increased by an average of 60 percent when walking.

スタンフォード大学の教育心理学の博士課程を卒業したマリリー・オッペゾ(Marily Oppezzo)さんとスタンフォード大学大学院の教育学部にて教授を務めるダニエル・シュワルツ(Daniel Schwartz)さんの共同研究によれば、座ったままよりも歩いているときのほうが平均で60%クリエイティブなアウトプットが増加するということがわかったそうです。

「海馬 脳は疲れない」(著:池谷裕二・糸井重里)

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海馬にとって一番の刺激になるのが、「空間の情報」。

少し動くだけでも空間的な概念が海馬に刺激を与える。

実際に動かなくても頭の中で移動を想像するだけでも刺激になる。

「シャーロック・ホームズの思考術」(著:マリア・コニコヴァ)にはこのように書かれている文章がある。

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場所は思考に作用する。言うなれば、場所の変化が違う考え方へのきっかけになるのだ。深く染み込んだ関連を消してわたしたちを開放し、新しい関係を作ったり、以前には抱かなかった考え方や思考経路を探求できるようにする。

先ほどのスタンフォード大学の研究では、屋内または屋外に限らず「歩く」ことにより、クリエイティブな能力が向上したということですので、移動すること自体が何らかの刺激を与えることによって、アイデアが生まれているとは考えられないでしょうか。

イノベーションのアイデアを生み出す七つの法則(著:スティーブン・ジョンソン)にはこう書かれています。

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ダンバーが作ったアイデア形成地図を見ると、イノベーションの中心地は、顕微鏡ではなくて、会議用のテーブルだった。

おしゃべりの場でのコミュニケーションによって、ある人の結論が、別の人にとってのきっかけとなることで、アイデアに大きな変化をもたらすことが考えられます。

凄いアイデアというのは誰かが一人きりで研究室に閉じこもって生まれるのではなく、実は人々が集まってコミュニケーションをとっている中で生まれているのだそうです

研究室で一人で仕事をして顕微鏡を覗いていたのでは、考えが一カ所にひっかかって、最初にあった自分自身の偏見から抜けられない。

集団での会話にある社会的な流れが、個人の固体的な状態を液体のネットワークに変える。

もしかすると、「顕微鏡を覗く=座る」なので、「会議用のテーブルに行く=歩く」ことがアイデアに変化をもたらすきっかけとなったかもしれません。

Steven Johnson:スティーブン ジョンソン「良いアイデアはどこで生まれる?」(Jul 2010、TED Talk)







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