by Chris Photography(王權)(画像:Creative Commons)
(2013/4/17、マイナビウーマン)
「30歳までのアメリカ女性の4人に3人は、結婚せずにパートナーと一緒に住んでいる」こうしたカップルはますます増加傾向にあると、この調査を行っているCenters for Disease Control and Prevention(CDC)が報告している。
この調査は15歳から44歳までの1万2279人の女性を対象に2006年から2010年まで行われた。対象となった女性の48%が最初は結婚せずパートナーと同棲している。この割合は1995年では35%だった。
2013年の記事ですが、アメリカでは結婚せずにパートナーと同棲しているカップルが増加傾向にあるそうです。
その理由は何なのでしょうか?
カルファルニア大学のL.A.性健康プログラムのダイレクター、ゲイル・ワイヤットはその理由について説明している。
「結婚はお金を持っている人、または結婚式のためにお金をかけたい人がするもの。それより、家を買ったり、ただ家を借りたりする。金銭的に豊かでない人、または教育レベルが低い人は結婚やそれにまつわる法的な面倒ごとを避けようとする」と金銭的理由が結婚への足かせとなっているようだ。
さらに「白いドレスが最終ゴールではなく、キャリアや金銭的自由に目を向けている女性たち」の姿も浮かび上がった。
<中略>
「アメリカでは同棲が家族形態の一つになっており、結婚へのステップのこともあれば、結婚の代替でもある」とレポートでは報告している。
まとめてみます。
- 金銭的な理由で結婚(結婚式)をしないから
- 女性がキャリアや金銭的自由を求めているから
- 同棲が家族形態の一つとなっているから
ここでは書かれていませんが、他の理由として考えられることは、「離婚」も関係しているのではないでしょうか。
周りの人達の離婚の大変さを見てきたことで、離婚するくらいであれば結婚しないほうがいいと思った人もいるかもしれませんし、また、離婚した家族の子どもの場合、家族の形・イメージが想像つかないということもあるかもしれません。
P.S.
不況の時には、離婚率は下がるという傾向にあるそうです。
(2012/3/19、ニューズウィーク)
金銭問題は結婚生活の大きなトラブルのもと。だから長引く景気低迷のせいで離婚が増えていると思いがちだが、実はその反対。この「大不況」期を通じて、アメリカ人の離婚率はむしろ下がっている。
米政府の調査によると、07年の離婚率は1000人当たり3・6人だったが、08年は3・5人、09年は3・4人に低下した(政府のデータはまとめに時間がかかるので、これが最新の数字)。
この調査結果、どうやら偶然ではなさそうだ。実際に経済状況の悪化によって、夫婦は別れにくくなっている。
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アメリカでも所得が低いために結婚出来ない低所得者が増えているそうです。