by Lech Karol Pawłaszek(画像:Creative Commons)
文字のない絵本の読み聞かせは 子どもの語彙力を育むと判明:カナダ
(2013/5/2、IRORIO)
小さい子どもがいると、就眠儀式に絵本の読み聞かせを採用している家庭は多いと思うが、子どもの言葉を伸ばしたい親は、文字のない絵本を選ぶとよいと判明した。
カナダのウォータールー大学の心理学者の研究によれば、子供のボキャブラリーを増やしたいというご両親は、絵と呼応する単語が並ぶ絵本よりも文字のない絵本を選ぶほうが良いそうです。
それはなぜなのでしょうか?
親は文字のない絵本を読み聞かせる時、絵について話し、子どもの質問に応えるために時間を割き、結果として高度な言葉を使うため、それを聞く子どもの語彙力を育むというのだ。
学者たちはとりわけ、母親たちが使う言葉、本の内容を子ども自身の体験に絡めたり、“リスはどこに行くと思う?”のように予測を促す様子に注目した。
文字のない絵本の場合、子供の体験と絡めた話をしたり、創造をふくらませる会話をしたり、また、子供からの質問に答えるために高度な言葉を使うために、子供の語彙力が育まれるそうです。
【関連記事】
中流階級の家庭の子どもは貧しい家の子どもより2300万語多く言葉を聞いている?
生まれてから3歳までの間、裕福で安定した家庭で育つ子どもは貧しく不安定な家庭で育つ子供よりも、両親の口から肯定的な言葉を44万個以上も聞くのだそうですが、このことは子供の性格にも影響を与えそうです。
●動く物&話しかけ&音楽が子どもを賢くする!?
2歳までの間にどう育てるかが一番肝心。
生まれた時が一番脳細胞が多い→減る代わりに脳のネットワークが形成
脳のネットワークの形成には動く物&話しかけ&音楽の刺激が必要
刺激が豊富な環境で育てた方が子どもの脳は発達する