by Michael Stern(画像:Creative Commons)
食べ物の写真を大量に見続けると食欲が失せてくることが判明 ダイエットにも利用できるかも?:米研究
(2013/10/5、IRORIO)
研究者によれば、塩気のある物の写真をさんざん見た被験者は、その知覚体験により、実際に塩気のある物を食べたときに「この感覚はすでに味わった、もう飽きた」と感じていると考えられる。したがって、甘い物や塩分の多いジャンクフードがやめられないという人は、食べる前に写真をたくさん見ることで、そういう食べ物に対する食欲を抑えられる可能性がある。
米ユタ州ブリガムヤング大学Ryan Elder教授らの研究チームの実験によれば、食べる前に大量の写真を見ることで食欲を抑えられる可能性があるそうです。
「美女ウォッチング」でダイエット?で紹介した実験によれば、スタイル抜群で美しい女性の画像を見ていたグループのほうが、チョコレートを食べる数が少なくなったそうです。
それは、女性の場合は、スタイルのいい女性と自分自身を比較することで、食欲を抑えるのに対して、男性は食べることよりも見ることに時間をつかうために、食べる量が減るようです。
つまり、何かを見ることによって、食欲は左右されることがあるということですよね。
しかし、以前紹介したラットによる実験によれば、好物を目にすると脳の「新線条体」という部分から「エンケファリン」という物質が増え、早く食べたいという衝動にかられてしまうそうです。(好物を目の前にすると脳内麻薬が出て食べたい衝動に駆られてしまうことが判明!)
また、「別腹」という言葉がありますが、脳が美味しいものと認識するとオレキシンが分泌され、胃や腸が活発に動くことで、胃に余裕が生まれるということもあるそうです。(ダイエットの天敵?「別腹」つくる脳の分泌物質「オレキシン」とは?)
今回紹介した記事では、塩気のあるものの写真を何十枚も見ることで飽きてしまうようでしたが、脳が美味しいものと認識した場合は、かえって食欲が増してしまうこともあるのではないでしょうか。
【関連記事】
⇒ あなたにあった ダイエット 方法の選び方 はこちら
⇒ ダイエットの基礎知識 はこちら
ダイエット方法ランキングはこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓