by Eduardo García Cruz(画像:Creative Commons)
病気を治すより、病気の予防に努めよう–ITでメタボ管理を目指す業界団体
(2009/2/3、CNET Japan)
体重計や血圧計、歩数計などをPCや携帯電話に接続し、インターネットを通じて健康管理ができるようになる–Continua Health Allianceはこうした世界を目指し、IT技術と健康管理機器の相互接続を可能にする標準規格の技術検討と設計ガイドラインを策定すべく、2006年6月に設立された業界団体だ。
パソコンや携帯電話で健康管理ができるようになることを目指しているそうです。
記事の中では、この団体のガイドラインに沿って開発に取り組んでいる企業が紹介されていました。
今回新しい製品などの開発に取り組んでいる企業は、インテル、エー・アンド・デイ、日本電信電話、NTTデータ、NTTドコモ、オムロンヘルスケア、シーエスアール、シャープ、タニタ、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンの14社。
この活動に参加しているのは、名の知れた大企業で、新しい企業がないように感じるのですが、どうなのでしょうか。
私が考えるとするならば、1日の生活で必ず使うものでこのような健康管理ができればよいと考えます。
体重計・血圧計・歩数計は必ず使うものではないので、いまいちピンときません。
私が提案するとすれば、トイレではないでしょうか。
1日1回はトイレに座りますし、その際に体重・血圧・尿などからその日の健康状態をデータ化し、インターネット上で管理する。
そこで、明らかに異常があった場合に連絡があるというシステムを作れば、より簡単に健康管理ができると思うのですが、いかがでしょうか。
海外でも日本のトイレは人気だと聞いてますので、海外のセレブリティから火が付きそうな予感がするのですが。
Continua Health Allianceのエグゼクティブディレクター Chuck Parker氏は、「世界には、過剰体重の成人が10億人、慢性疾患の患者が8億6000万人、60歳以上の高齢者が6億人もいて、慢性疾患の医療費は全体の医療費の75%から85%にものぼっている」と指摘、「病気を治すよりも、病気を予防することに力を入れようという動きが進んでいる。
われわれの使命は、人々が健康をより効率的に管理できるようにすることだ」と述べた。
病気を治すよりも、病気にならないように予防することに力を入れるということには賛成です。
ただし、それには、高齢の方であっても簡単に利用することができるようにすることが必要だと思います。
現在の企業の力関係でこのような取り組みをせずに、もっとオープンにして意見を取り入れていってほしいと思います。
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