(2009/5/14、CNET Japan)
Googleは米国時間5月13日午後、いくつかの一般的な病気に対する検索結果ページの下部にちょっとした質問を掲載し始めた。
グーグルはいくつかの一般的な病気に対する検索結果ページの下部に質問を掲載し始めたそうです。
果たしてどのような質問をしているのでしょうか。
例えば「ご自身もしくはあなたの知り合いが耳感染症(ear infection)に感染している可能性があるという理由から検索したのですか?」といったようなもの。
このような質問は、「ear infection」のような語を検索したユーザーのごく少数にだけ表示される。
これはどれだけの人が、研究目的ではなく治療法や治療の選択肢を求めて検索したのかをGoogleが把握するうえで、手助けになると、「Google Health」のプロダクトマネージャーであるRoni Ziegler博士は述べた。
こうした質問をするようにしたきっかけとなったのは、新型インフルエンザなのだそうだ。
Ziegler博士によると、医師たちが米疾病管理予防センター(CDC)にインフルエンザを頻繁に報告するようになるよりも2週間前に、ネットでの検索活動が増加していることにGoogleは気付いたという。
病気の発生を未然に防ぐ意味でこうした試みは良い成果を上げるかもしれません。
ただし、人々に感染する病気に絞るなど、質問することが質問を受ける側にとってもメリットがあるものでなくてはいけないと思います。