by Timothy Krause(画像:Creative Commons)
> 健康・美容チェック > 睡眠 > 女性が長い睡眠時間を必要とする理由は「脳」にあった!?
(2014/1/15、Buzzap)
「深い睡眠の間、脳の思考と記憶、言語などを司る大脳皮質は五感から解放されて回復モードに入ります。起きている時に脳を使えば使うほど、回復が必要となり、それゆえに睡眠が必要となります。
女性は脳の使い方が男性よりマルチタスクであるため、男性よりも長い睡眠時間を必要とすることになります。また、男性でも水平思考を要求されるようなきつい仕事をしている場合は、同様に長い睡眠が必要となります」
ラフバラー大学睡眠研究センター長のJim Horne教授によると、睡眠の主な役割は「脳の回復と修復」であり、女性は男性と比較すると脳の使い方がマルチタスクであるため、脳を回復させるためにも長い睡眠が必要になるそうです。
睡眠には脳の老廃物を除去する働きがある!?によれば、人は眠っている時に記憶を再構成しているといわれていましたが、脳の中では、眠っている間に老廃物を排出する作業が行われ、また就寝中は目が覚めている時の10倍のスピードで行われているそうです。
ノースカロライナ州のデューク大学の科学者たちの研究によると、頻繁に睡眠不足である女性は憂鬱になりやすく、怒りやすくなるとのこと。
怒りやすい女性は睡眠不足かもしれませんので、充分な睡眠時間を確保するようにしてください。
ただ、どうしても夜に充分な睡眠がとれなかった場合には、10分間の昼寝をお勧めします。
昼寝時間は10分がベスト?やビジネスパーソンの6割が睡眠不足を感じ、作業能率を低下させている!という記事によれば、昼寝(10分)をすると、眠気や疲労、やる気、認知パフォーマンスなどのあらゆる面で著しい改善がみられたそうです。
ぜひ試してみてくださいね。
→ 睡眠不足・質の良い睡眠をとる方法 についてくわしくはこちら
【関連記事】
- 睡眠時間は食生活に左右される!?
- 良い睡眠の秘訣は、朝は太陽の光を浴びること
- 平日の睡眠時間が6時間以下だと、週末に寝だめをしても認知能力を回復できない
- 起業家の成功の秘訣は「睡眠、食事、運動」
- テクノロジーの進歩が睡眠を妨げる
- 睡眠(睡眠時間)と体内時計
- 睡眠時間が減ると認知能力と反応速度が低下
- 就寝前に毎日携帯、睡眠障害リスク1・4倍に
P.S.
気になっているのが、超短時間睡眠を実現してくれると期待されているマスク。
ただ、今回の記事やこれまで取り上げてきた記事を総合すると、「脳の回復と修復」にはやはりある程度の「時間」が大事なのではないかなというのが気になっているところです。
超短時間睡眠が可能に!? 脳波を監視して“集中型安眠”へ導くアイマスク
(2014/1/10、techable)
複数回に分けて眠ることを「多相睡眠」と呼ぶが、「NeuroOn」は多相的な睡眠をとるための安眠アイマスクだ。脳波や眼球の動きをセンサーで感知し、ユーザーが深いREM睡眠に入ったかどうかがわかるようになっている。そして、十分に休息をとったと判断したら光と振動で徐々に覚醒に導くという仕組みだ。
多相睡眠の何がメリットかというと、睡眠を複数回に分けて効率的にとることで、横になっている時間を減らせることだ。このアイマスクを使うと、1日のトータル睡眠を2−5時間にすることが可能という。