by Nadya Peek(画像:Creative Commons)
生きるテクノロジー、スマートシューズが、目の不自由な人のナビに
(2014/3/7、GIZMODE)
ウェアラブルなものがいろいろと出てきていますが、今回紹介するのは、目の不自由な人用に作られた「靴」。
この世界初のスマート・シューズは「Le Chal」、ヒンズー語で「Let’s go」という意味です。作ったのはMITメディアラボのAnirudh Sharmaさんと、Krispian Lawrenceさん。この靴はスマートフォンと連携して、ナビゲーションシステムになるんです。
どのようなシステムなのでしょうか?
専用ナビゲーションアプリの音声認識機能を使ってスマートフォンに行き先を教えると、アプリがGPSを使って現在地からの行き方を計算します。目的地に向かって出発すると、曲がる場所に来たとき、靴の曲がる方向側の部分が振動(たとえば左に曲がるときは、左足の小指側と右足の親指側)します。目的地に近くなるほど、振動が強くなります。
音で知らせるのではなくて、振動で知らせるというもの。
街中は音があって聞こえないことがありますし、イヤホンを着けると今度は反対に大事な音を聞き逃す恐れがあるということで、このスマート・シューズは今後注目される可能性がありそうです。
ただ、このスマート・シューズにも課題があります。
道を歩いているときは障害物とか人にぶつからないようにしなきゃいけないし、交差点では車とか信号とかにも気をつけなきゃいけません。
シューズ自体もしくはメガネにセンサーを着けてそうした障害物や信号、車を察知するようになれば、安心して歩くことが出来そうです。
記事の中では、すでにKinect的なものによる研究が進んでいると紹介されていました。
テクノロジーによって社会が抱えている問題を解決できればいいですね。
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