フレンチ・パラドックスとは?|フレンチ・パラドックスが覆されたかもしれない!?


steak

by abnehmen.net(画像:Creative Commons)




これは偶然なのかもしれませんが、飽和脂肪酸悪玉論の真相とは?|飽和脂肪酸は心臓疾患の原因にはならない?赤ワインのポリフェノール「レスベラトロール」には健康への効果は確認できずー研究という2つの記事が同時期に出たのにはなにか意味があるかもしれません。

2つの記事に共通するのは、「フレンチ・パラドックス」です。

■フレンチ・パラドックスとは?

フレンチ・パラドックス ー 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科

フランス人の一人当たりの肉消費量は世界のトップクラスであり、また、一人当たり年間67リットルものワインを飲みます(日本は1リットル弱).過度の肉食や飲酒は体に良くないと思われますが、フランス人は他の西欧諸国にくらべて心臓病による死亡率が低く、”フレンチ・パラドックス”と呼ばれています。これは赤ワインの中に含まれるポリフェノールによるものであろうと推測されています。

フレンチ・パラドックスとは、フランス人の食事は肉の消費量が多く、またワインを多く飲むにもかかわらず、他の国々と比べて心臓病による死亡率が低いことから言われている言葉。

その理由として挙げられていたのが、ワインに含まれるポリフェノールだったのですが、飽和脂肪酸悪玉論の真相とは?|飽和脂肪酸は心臓疾患の原因にはならない?という記事が本当であれば、飽和脂肪酸が心臓疾患の原因にはならず、また、赤ワインのポリフェノール「レスベラトロール」には健康への効果は確認できずー研究という記事が本当であれば、ワインに含まれるポリフェノールは心臓血管疾患への効果がないのであれば、結局のところ、なぜフランス人は他の国々と比べて心臓病による死亡率が低いのかについて謎が残ったままとなってしまうのです。

果たして「フレンチ・パラドックス」とは一体何だったのでしょうか?







P.S.

もしかすると、チョコレートのポリフェノールがいいのかもしれません。

【関連記事】

【追記(2014/5/26)】

ゆっくり食べるとやせられる理由

食べる量とスピードは有名な「フレンチ・パラドックス(フランスの逆説)」の理由のひとつです。この逆説は、同じようにカロリーが高く脂肪分が多い食事をしているにもかかわらず、アメリカ人よりフランス人のほうが心臓病や肥満が少ないという現象です。それに関して「フランス人はアメリカ人より長い時間をかけて少ない量を食べる」という報告があります。

フレンチ・パラドックスにはもうひとつ意味があったようです。

それは、食事の時間のスピードが違うということ。