■「歩きスマホ」をやめさせる方法を考えてみた
by Shubert Ciencia(画像:Creative Commons)
「歩きスマホ」でニュース検索をすると、すごい数のニュースで出てきます。
例えば、次のようなニュース。
- 視野が20分の1になってしまう「歩きスマホ」 そろそろ法律で規制すべきなのか?(2014/5/4、弁護士ドットコム)
- 近い将来「歩きスマホで罰金」になる?(2014/5/18、マイナビニュース)
- 歩きスマホの事故増加=最多の36人救急搬送—昨年、死亡例も・東京消防庁(2014/4/29、WSJ)
しかし、「歩きスマホ」をやめさせる方法として、「歩きスマホの危険性を訴える動画」や「罰金制度」「規制」をするというアイデアが挙げられていましたが、それらの方法ではおそらく歩きスマホをやめることはないでしょうし、また反発も多いことだと思います。
そこで、今回「歩きスマホ」をやめさせる方法として考えたのが、若い世代の最も発達した能力である「共感」「空気を読む」という能力を最大限活かした方法です。
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自分では「歩きスマホ」をしたいと思っても、大多数の人が「歩きスマホ」がいけないという空気を作り上げればいいのです。
つまり、「歩きスマホ」がカッコ悪いという空気を作り出すことが重要なのです。
では、どのようにすればいいのでしょうか?
より効果的に「歩きスマホ」を防ぐ方法は、「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」の考え方を利用します。
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セーフセックスのキャンペーンを展開する場合、コミュニティの全メンバーに平等にメッセージを送るよりも、性行動の活発なメンバー(ネットワークの中核部、すなわちハブ)に直接伝えれば最も効果があがるという結論も得られた。
人々がリスクにさらされるかどうかは、その人がどんな人であるかより、誰と知り合いであるかで決まるのだ。
ネットワークの全体図を描き、社会的ネットワークのハブを見つけ出し、そのハブであるメンバーに対して、メッセージを伝えるというのが最も効果的なのだそうです。
その世代の中心となる人物(ハブ)に対して、「歩きスマホはかっこ悪い(ださい)」「歩きスマホは美容に良くない」というメッセージを伝えることで、それをSNSなどのツールを活用して自然と拡散してもらうようにお願いするのです。
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あなたがネット(LINE・FACEBOOK・TWITTER)に書いた感情が伝染して世界を変えてしまうかもしれない!?や自撮り(SELFIE)を活用してダイエットの成功率を上げる!?でも紹介しましたが、人は、近くに住んでいる人よりも社会的な絆が強い人の影響を受けやすいのだそうです。
また、自分の周りの人を幸せにすること=自分が幸せになる方法で紹介した「スタンフォードの自分を変える教室」(著:ケリー・マクゴニガル)にはこう書かれています。
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私たちが愛情や尊敬や親しみを抱いている人たちのことを考えるときは、私たちの脳はその人たちのことを「自分とは違うもの」としてとらえるのではなく、自分と同じものとみなします。
自分が大事だと思っている人は、「自分」の中に含まれているからこそ、社会的絆の強い人の影響を受けやすいのだと思います。
あなたにとって大事な人が「歩きスマホ」で危険な思いをしないためにも、ぜひ「歩きスマホはダサい」「歩きスマホは美容に良くない」というメッセージを伝えてほしいと思います。