恋愛がはじまらない理由は、「障害」と「すれ違い」がなくなったから!?


Executioner Blues | Outtakes.365

by Stephan Geyer(画像:Creative Commons)




■恋愛がはじまらない理由は、「障害」と「すれ違い」がなくなったから!?

以前、「ロマンチックなものの総量」を多くする生き方で、固定電話から携帯電話となって一人一台電話を持つようになって変わった事があると書きました。

読み返してみると、これが若い人が恋愛しなくなった理由の一つなのかもしれないと思い、今回の記事にしました。

テクノロジーの発達で恋愛がはじまりにくく、盛り上がりにくくなった理由として考えられるのは2つあります。

Girl on the phone

by Ignat Gorazd(画像:Creative Commons)

1つは、「障害」です。

昔は、好きな人に電話をかける時には、実家に電話をかけなければならかったのですが、今は、携帯電話に直接メッセージを送るようになりました。

昔は、親と話すというある種の通過儀礼のようなものがあったことで、子供側としては、親が出るかもしれないというドキドキ感があったでしょうし、そのことが恋心が燃えさかる要因の一つになっていたのではないでしょうか。

わかりやすい話で言えば、「ロミオとジュリエット」です。

反対されると恋が盛り上がる「ロミオとジュリエット効果」実はあなたの身近にある

(2013/5/21、マイナビウーマン)

人間の感情は、ロミオとジュリエットのように、何か大きな障害があった方が、それを乗り越えようとして気持ちが盛り上がる特性があるのです。これを心理学用語では「ロミオとジュリエット効果」と呼んでいます。

ドラマチックな恋愛に欠かせないのが、「障害」です。

「ロミオとジュリエット」のように、周りから反対されればされるほど、その障害を乗り越えようと、本人たちの恋する気持ちは激しく燃え上がります。

直接連絡が取れることで、昔のような「障害」がなくなっていることが恋愛ドラマを作りづらくなっているのかもしれません。

また、恋愛とは関係ないのですが、親側としては、電話にかかってくることで、子供がどんな友達と付き合いがあるのか、子供の交友範囲を把握できていたでしょうし、また少なくとも親と会話できるくらいのコミュニケーション能力があるかどうかを判断することができていたと思います。

そのことによって、恋愛を含めた子供の成長を温かく見守ることができていたのかもしれません。

Waitin' for the Fam

by T.J. Lentz(画像:Creative Commons)

もう1つは、「すれ違い」がなくなったこと。

昔は、待ち合わせの時間に来ないと連絡する方法がないので、待つしか方法がなかったのですが、今は、待ち合わせで遅れてもすぐに連絡が取れるようになりました。

以前聞いた話では、すれ違いがなくなったことによって、恋愛ドラマが作りづらくなったそうです。

よく言われるのが、恋愛が始まるには、「タイミング(timing)」「フィーリング(feeling)」「ハプニング(happening)」の3つの“ing”が必要だといわれます。

恋愛ドラマにはハプニング(思いがけなく起きる出来事)がつきもので、「すれ違い」がドラマの一つの鍵になっていたのですが、携帯電話が出てきたことによって、そのすれ違いが起こらなくなったため、ハプニングを起こすことができなくなったそうです。

恋愛ドラマが描きにくくなった理由は、色々とあると思いますが、テクノロジーの発達もその一因かもしれません。




■何を運命・ハプニングと考えるかが恋愛のきっかけになる!?

anti G8 chav & his girlfriend_MMV

by D. Sinclair Terrasidius(画像:Creative Commons)

だからといって、ハプニングが起きないわけではありません。

映画やドラマのワンシーンで二人の男女がぶつかり物を落としたり傘のようなものが絡んでしまうシーンを見てことがありませんか。

人はそういうことが起きると状況を元に戻そうとして積極的にコミュニケーションをはかるようになるものです。

その他にも、ハプニングと思えばハプニングと思えるものはあります。

  • 突然ふたりきりになる
  • 普段会わない場所で偶然再会する
  • 気になる人と共通点(同郷・共通の友人がいた・行きつけのお店が同じ)があった

人はいつまでも「運命的」なものに憧れるものだと思いますが、こうしたものを運命・ハプニングと捉えるか捉えないかが大事なのかもしれません。







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