目をテストするだけでアルツハイマーをチェックする方法が研究されている!?


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by woodleywonderworks(画像:Creative Commons)




将来的には、アルツハイマーの検査は目をみるだけになる可能性アリ

(2014/7/28、ギズモード)

アルツハイマーは、脳の神経細胞とシナプスの破壊と、プラークとβアミロイドタンパク質の蓄積を引き起こします。オーストラリア連邦科学産業研究機構が率先して進めるある研究は、網膜のタンパク質からその症状を読みとるというものです。これは、タンパク質に反応し、「光るタグ」のような役割を担うクルクミンを被験者が摂取することで、目の中のβアミロイドを目のイメージング検査で見えるようにするという方法。

<中略>

また、バイオテクノロジー企業Cognoptix Incの進める別の研究もカンファレンスで発表され、こちらも精度85%をだしています。この研究は、同じくβアミロイドをみつける光るタグの役目となるものを作り出し、眼球の水晶体につけることで、目のレーザスキャンだけでチェックできるという方法。

今回紹介した記事によれば、目をテストするだけでアルツハイマーをチェックする方法が研究されているそうです。

目からアルツハイマーが診断できるようになれば、PETやMRIなどで検査するよりも安価でチェックすることができるようになるので、早期発見が可能になることが期待されます。







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