揺れが眠りを誘う理由|ハンモックで眠ると不眠症が治る!?


1986 Rest Hour At the Cabin

by anoldent(画像:Creative Commons)

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電車やバスの中で揺られていると、なんだか眠くなるということありませんか?

今回は「なぜ揺れが眠りを誘うのか」ということを明らかにする記事をご紹介したいと思います。

なぜハンモックで寝ると気持ち良く眠れるのか

(2011/6/25、Gigazine)

スイスの科学者が行った研究によると、ハンモックがもたらす穏やかな「揺れ」は、ベッドで寝るよりも素早く眠りに落ちることができる上に、より深い眠りになるそうです。そして「揺れ」がもたらす脳の活動の変化が不眠症に対する新たな助けとなるかもしれないとのこと。

この研究によれば、ハンモックの揺れがベッドで寝るよりも素早く眠りの落ちることができ、またより深い眠りになるそうです。

「睡眠紡錘波」は騒音などノイズの多い環境での穏やかな睡眠に関係しており、脳が睡眠者を落ち着かせようとしているサインとも考えられているとのこと。また、新しい情報を記憶する能力や記憶の再構築にとっても重要です。さらに、回復力のある良質な睡眠に関係しているスローオシレーションの増加も見られ、これまで経験的にわかっていた「揺れると眠りやすくなる」という考えがより確固たるものとなりました。

睡眠には脳の老廃物を除去する働きがある!?によれば、人は眠っている時に記憶を再構成しているといわれていましたが、脳の中では、眠っている間に老廃物を排出する作業が行われ、また就寝中は目が覚めている時の10倍のスピードで行われているそうです。

女性が長い睡眠時間を必要とする理由は「脳」にあった!?によれば、記事の中で紹介されているラフバラー大学睡眠研究センター長のJim Horne教授によると、睡眠の主な役割は「脳の回復と修復」であり、女性は男性と比較すると脳の使い方がマルチタスクであるため、脳を回復させるためにも長い睡眠が必要になるそうです。

つまり、脳を回復・修復させるためにも、睡眠が重要だということです。

もうすでにあるかもしれませんが、「揺れが眠りを誘う」を活用したベッドができるかもしれませんね。

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P.S.

赤ちゃんや子供を寝かしつけるときにぽんぽんするのは、スキンシップの一環であったり、リズムが関係しているのかと思っていましたが、もしかすると、「揺れ」が関係しているのではないでしょうか。

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